「博士の愛した数式」 2005年/日/117分

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心地よい映画だった。出演者が好きな俳優ばかりだということもあるかもしれない。もっと露骨に泣かせてくるような映画かと思ったら、さにあらず。淡々とした生活を送る、不遇ではあるが心優しい人々の姿が美しい。数学に関するちょっとした仕掛けも、博士の愛情が伝わってきて大変良かった。しかしこの映画のタイトル、「博士の異常な愛情」を想起して落ち着かないのはぼくだけ?