企画書(2024/11/10)

企画書(2024/11/10)

- タイトル案

 - 『神物件の百合神さま』

 

- コンセプト

 - 百合の関係性に萌えたい

 

- ターゲット

 - 男子中高生

 - 女子同士の恋愛を推したい男子

 

- 媒体

 - カクヨムに投稿

 - カクヨムコン10の開催される11月29日(金)より投稿開始

 - ライト文芸部門、もしくは現代ファンタジー部門へのエントリーを想定

 

- ログライン

 - 女子高生と、未来人を名乗る少女が、同居生活のなかで惹かれ合う話

 

- 世界観(舞台設定/世界設定/ギミック)

 - 近未来日本の田舎町。主人公が管理する古いアパートが舞台

 - セレブラ(celebla)というSNSアプリが若者の間で流行している

 - セレブラでは独自の仮想通貨が発行されており仮想空間で経済活動が可能

 - セレブラ内での起業・投資で稼ぐ有名人が憧れの対象となっている

 

- キャラクター

 - 宮守 花(みやもり・はな)

  - 女 17歳 高校2年生 シンママの母親は海外赴任中 同居していた祖母も2年前に他界

  - 祖母の遺した店舗付きの古いアパートと、それに一体化している神社を守っている

  - 家業が忙しいため、セレブラ内にある通信制高校に通っている

  - 

 - 五十鈴 姫(いすず・ひめ)

  - 女 17歳と主張

  - 花のアパートの屋上に建っている稲荷神社にいつのまにか寄りついていた自称未来人

  - 名前以外不明でスマホも持っていないが、セレブラの仮想空間に神社を構えてしまう

  - 該博な知識を持つが肉体の維持に食事が必要なことなど、生物の本能に実感がない

  - 出自は未来から情報を送られて神社で肉体を得たAIだが、作中で詳細は明かされない

 

- あらすじ

1.

アパート屋上の神社で朝の掃除をしていた花は、裸のまま拝殿で寝ている姫を発見する。

身分明かすものをなにも持たない姫は、自分は時を超えて来たこの神社の神様だと言う。

祖母から神社を頼ってきた弱者の力になるように言われてきた花は、姫が自分の事を話すまでアパートに置くことにする。

大きな赤ん坊のように、服を着たり食事をしたりといった躾がまるでなっていない姫に苦労させられる花。

しかし花は、祖母の死後久しぶりの賑やかな生活に楽しみを見いだす。

アパートの住人たちに奇妙に思われつつも、姫はいつの間にか馴染んでしまう。

 

2.

セレブラの中の学校に通う花の姿を見て、姫はセレブラ内のアバターとして現れる。

感覚投入デバイスを装着して、仮想空間でも騒動を起こす姫を追いかける羽目になる花。

姫の提案でアパートで細々と続けていた駄菓子屋の仮想店舗を開店、ギャンブル性のある通販があたり想定外の儲けがでる。

脱法膿気味の駄菓子屋が法に問われる前に、いち早く仮想店舗を畳む花たち。

その一方で稼ぎを元にセレブラに姫が建てた神社はパワースポットとして人気を得る。

 

3.

現実でも仮想空間でも着実に居場所を見つけていく姫だが、花に対してはまだ子供のような質問をぶつけてくる。

姫の神秘的な内面を知りたいと思い始めた花に、常識にはまったくとらわれない姫も応じる。

穏やかさを取り戻した日常の中で、関係を深めていく二人。

そんな折り、祖母の古い写真アルバムを見つけた花は自分の生まれる前、母親もまだ子供のころには神社の例大祭が続いていたことを姫に話す。

なぜお祭りをやめてしまったのか問う姫に、誰ももう覚えていないと答える花。

 

4.

神様としてその怠慢は許せないとお祭りの復活をねだる姫。

仮想神社での姫の美しさに内心憧れを抱いていた花は、一回限りということならと祭の復元を決意する。

話を切り出すと田舎町の人々の反応は以外なほどに積極的だった。

期待に応えるべく奮闘する花と姫は祭を成功させ、現実のパワースポットとしてもセレブラを通して注目を集めるに至った。

 

5.

祭の後、姫の言葉の端々から、彼女がいなくなってしまうのではないかと思うようになる花。

ちょっとした日常生活のすれ違いから、その疑念を爆発させてしまう花。

そんな訳はないし、どこかへ行くことがあっても、すぐにまた戻ってくると約束する姫。