企画書(2024/11/03)

企画書(2024/11/03)

- タイトル案
 - (第1案)『わたしの知らない昭和は大怪獣時代でした』
 - (第2案)『極東モンスターフロント ~タイムリープした昭和は大怪獣時代でした~』
 
- コンセプト
 - 女子バディの絆
 
- ターゲット
 - 男子中高生
 
- 媒体
 - カクヨムに投稿
 - カクヨムコン10の開催される11月29日(金)より投稿開始
 - エンタメ総合部門にエントリー(ジャンルは戦争SF)
 
- ログライン
 - 現代から過去に転移した女子高生が、怪獣との戦争下で共に戦う少女との絆を深める話
 
- 世界観(舞台設定/世界設定/ギミック)
 - 主人公が育ったのは現代日本の東京都台東区(作品内設定としては2028年を設定)
 - タイムリープ先は1954年。怪獣が立て続けに襲来する並行世界の東京
 - 太平洋戦争から復興した都心の多くが大きな損害を受けている
 - 怪獣は米軍の海底核実験の影響でマリアナ海溝から現れ東京に襲来している
 - 物理攻撃がほぼ効かない怪獣の弱体化のために霊能力と超能力が活用されている
 
- 各陣営
 - 大怪獣:マリアナ海溝の地殻内部に折りたたまれた異次元空間に封じられていた
米軍の海底核実験によって空間が繋がり、怪獣1〜12号が東京に襲来している
 - 修祓隊:霊能者の集結した対怪獣組織。宮守家と八州家が二大派閥
 - 自衛隊:米軍の協力で航空自衛隊が発足。修祓隊と共同で怪獣討伐任務に当たる
 - 米軍 :空自と連携して怪獣の探索・監視を行う。表向き情報提供のみで実戦は関与しない
ただし、人工的な超能力者をテスト投入している。通称「アメリカの魔女」
 
- キャラクター
 - 宮守華(みやもり・はな/怪獣世界→現実世界→怪獣世界→現実世界)
  - 女 17歳 高校2年生 3歳の時に1954年の怪獣世界から現代日本タイムリープして来た孤児
  - 宮守奈々(78)の養子に迎え入れられ、神薙(かんなぎ)としての修行を修めている
  - 屈託ない性格の陽キャだが、特定のグループとつるむことは少ない(バランサーの自覚)
  - 戦後生まれの養母の女手ひとつで育てられたため、ついつい昭和仕草が出てしまう
 
 - Zia Flux(ジア・フラックス/怪獣世界→現実世界)
  - 女 13歳 1951年生まれ 米国防総省の研究機関で怪獣の組織を移植された合成人間
  - 年齢相応の肉体しか持たないが、訓練を受けた職業軍人で階級は少佐
  - 強力なPK(念動力)を持ち空母一隻を相手にできるほどの力量を持つ
  - 自己肯定感が高く皮肉屋だが、子供の好む服や玩具、菓子などに内心強い憧れを抱く
 
 - 宮守綾子(みやもり・あやこ/怪獣世界)
  - 女 1933年生まれ 神薙の家系に生まれ幼いころから不世出の霊能力者として知られる
  - 18歳で娘の奈々を授かり一線を退く。20歳で怪獣1号と共に東京湾外湾に沈む
 
 - 宮守奈々(みやもり・なな/怪獣世界→現実世界)
  - 女 1951年生まれ 宮守綾子の娘 3歳の時の1954年に現実世界の2015年にタイムリープ
  - 並行世界の自分自身である宮守奈々(64)の養子となり華と名付けられる
 
 - 宮守奈々(みやもり・なな/現実世界)
  - 女 1951年生まれ 宮守綾子の娘 怪獣不在の現実世界の日本で一生を過ごす
  - 並行世界の自分自身である宮守奈々(3)を養子として引き取り華と名付ける
 
 - Kuze Takumi Cartwright(久世・匠・カートライト/怪獣世界)
  - 男 29歳 1925年生まれ 日系人の母を持つ 米国防総省の研究者 軍属としての階級は中尉
  - 15歳で博士号を取得した天才。エクソフォーム計画に参画しジアの誕生に貢献した
  - その後、年齢が近いこともありジアの教育係として研究生活を送る
 
 - 八洲岳(やしま・がく/怪獣世界)
 - 男 22歳 1931年生まれ 八州一族、本家当主
 - 修祓隊(しゅうばつたい)の最年少隊長。怪獣討伐の最前線に立つ
 
- あらすじ
1.
宮守華は戦時中の不発弾の爆発に巻き込まれ、現代日本から並行世界の1954年にタイムリープする。怪獣12号の眼前で戦うジアの頭上に出現した華は彼女を押し倒してしまう。PKの操作を誤ったジアの右腕が付け根から千切れ飛ぶ。咄嗟に霊能力の障壁を張った華の作った好機を逃さず、八洲岳の指揮で戦闘機がミサイルを撃ち込み危機を逃れる。ジアはすぐに応急処置を受けるが、自分の負傷は構わず同行していた久世匠が負傷したことで華を責める。状況がつかめず混乱する華をかばい、その場は岳が取りなす
 
2.
華の話す「本来の歴史」は一笑に付されるものの、宮守という名字に関心を抱く岳。八州家に身を寄せることとなった華は、岳の語る怪獣の実在する昭和にカルチャーショックと少しの懐かしさを覚える。さらに、岳が妹として紹介した八州奈々に言葉にできない情動を抱くが、養母の宮守奈々と同じ名前だからだろうと自分を納得させる(この時点では奈々が宮守家の人間とは明かされない)
 
3.
翌日、匠が八州家を訪れる。ジアの大怪我を案じる華だが匠は心配ないと素っ気なく答える。巧は岳と共に華の抱えていた学生鞄の中の教科書を確認し、華から詳細な聞き取りを行う。岳が語るには、宮守家が最初に襲来した怪獣を一族を挙げて倒し、その後は遠戚関係にある八州家が修祓隊を創設し率いている。最初の怪獣は討伐されたことになっているが、実際には当時最強の霊能者だった宮守綾子が怪獣の体内で時間を止めて凍結している。そしてその名は華の養母、宮守奈々の母親と同じものだった。
 
4.
自分を放っておいて華を訪ねたと知ったジアはまたも憤慨して不貞腐れるが、帰宅した匠のお土産で機嫌が直る。それは華の入れ知恵で宮内庁御用達の老舗で匠が買った金平糖。匠は医療スタッフに連絡し、ジアの腕が問題なく「再生」していることを確認する。
 
5.
一方、華は勝手の分からない過去の世界に積極的に順応しようと奮闘する。そして、折に触れ同様に孤立しているように見えたジアに負傷させた自責の念と同情の気持ちを抱く。詫びたい気持ちを匠に伝えたところ、修祓隊の訓練見学という名目でジアを華に引き合わせる匠と岳。
 
6.
訓練では、宮守の血を継いでいると岳が確信するほどの霊能力を披露する華。霊能力にも造詣の深い匠も華を褒め讃える。プライドを傷つけられたジアは、自分の方が強いと華との手合わせを要求する。即席の練習試合が行われ、時空を操作する華の能力に翻弄されたジアはPKを引き出せず負けてしまう。癇癪をおこして帰るジアだったが、修祓隊が怪獣を縛ってくれるからこそ、PKや爆撃が効くと岳に諭され、華に気持ちを伝える手紙を書くジア。
 
7.
怪獣襲来の無い一時の平和が続く。六本木の焼け野原で怪獣から剥がれた体組織の回収作業を行う修祓隊。横田基地での訓練から宿舎のニュー山王ホテルへの帰路、作業に当たる華を見かけるジア。華もジアを見つけて声をかける。手合わせで華を認めたことを直接伝えるジア。作業内容に興味を持ったジアが大きな瓦礫を自在に整理し作業効率を上げる。アメリカの魔女として恐れられていたジアを見直す修祓隊の人々。華は近くの乃木神社へジアを誘いお守りを買い与える。恥ずかしげに笑顔を見せるジア。
 
8.
米軍からグアム島沖合に怪獣13号発生の報せが届く。上陸に備えて領海内で威力偵察を行う空自部隊だったが、攻撃をしても驚異的な再生能力でダメージを受けていない。13号は東京湾に入った途端に海底に姿を消す。そこは綾子が時間を凍結して抑えている、怪獣1号の沈む海底谷(かいていこく)のあるポイントだった。
 
9.
時空操作能力を持つ13号との融合で動き出す怪獣1号。パワーアップした再生怪獣との東京湾上での戦闘に苦戦する修祓隊。時を同じくして密かに上陸を果たした13号の分身体が湾岸の作戦本部に控える華たちを襲う。岳の秘技とジアの同時攻撃で撃退するものの、分身体は瞬間移動で掻き消える。そして、岳の自宅から奈々の姿が消えたと連絡が入る。大人数で捜索するが見つからず、残された痕跡から13号に捕らわれたものと推測された。
 
10.
相応のダメージを受けた再生怪獣1号は東京湾上で守りを固めて動きを止め、戦況は膠着状態に陥った。岳に連れられて修祓隊本部に向かう華。華が本当に宮守家の末裔であれば、1号の体内の宮守綾子と交信できる可能性がある。綾子は怪獣を抑える力は失ったものの生存が確認された。そして、華には宮守家直系の神薙(かんなぎ)の血が流れていることが改めて告げられる。
 
11.
力を失った綾子の後継として、1号の体内に華を送り込む作戦が立てられる。決行前夜、華の自室を訪ねるジア。全力で怪獣まで華を送り込むと誓うジアは、その一方で華に死ぬなと懇願する。奈々を見つけて文も助けて還ってくると笑う華。
 
12.
上陸した怪獣1号との総力戦。修祓隊総出の足止めが遂行され、取り込んだ生物の形質によって個体進化する1号の特性を利用して(詳細未設定。古代生物の特徴を化石から抽出とかやりたい)、華の乗り込んだカプセルがジアのPKで体内に送り込まれる。
 
13.
華は1号の体内で発見した綾子をカプセル内に救出する。華に触れた文は意識を取り戻し、一目見て華は成長した奈々だと言う。実際、華は身元不明で保護されたところを現実世界の宮守家に引き取られたのだった。華は綾子に作戦の内容を告げる。13号分体の襲撃時にジアが切り裂き匠が確保していた怪獣の組織が入った容器を取り出す。まだ生きているこの組織を媒介として、再生1号を13号もろともに元いた異次元に還すというのが真の作戦だった。
 
14.
持たされていた通信機でジアと連絡し作戦を進める華と綾子。二人の霊能力をもってしても、巨大怪獣を異界送りにするのはたやすいことではない。そのため、ジアが空間を圧縮して溜めたエネルギーの解放と同時に、それを利用して大修祓を行う算段だった。しかし、いち早く空間の歪みを察知した13号が自身を投げ打ってエネルギーを相殺した。
 
15.
万策尽きたと思われたが、匠がプランBを提案する。米軍がとらえ、惑星軌道上に留め置かれていた小型隕石を利用するというものだった。失敗した際の被害が甚大なものとなるため伏せられていたが、実行が決断される。観測機器で誘導されたジアのPKが隕石をとらえ、怪獣に向けて落下を始める。落下地点となる怪獣本体の位置は、華が念を込めジアに渡したお守りが誘導する。隕石衝突の莫大なエネルギーを用いて、華と綾子は怪獣を異次元へ送り出した。
 
16.
現代日本。不発弾爆発現場で意識を取り戻す華。全てが夢のように思われたが、握りしめた手にはジアとお揃いのお守りが残されていた。華の運ばれた病室に現実世界の養母が現れる。年老いた義母の名は奈々、若くしてなくなった夫の名は岳。怪獣を倒して、並行世界の仲間たちも無事でいることを確信する華。
同日。お台場海浜公園の砂浜に倒れている白人少女が発見された。意識をまだ取り戻さない彼女の手には、なぜか神道のお守りが握られている。
 
- 年表
1933年  宮守綾子誕生
1946年  マリアナ海溝にて米国が海底核実験を実施
    異次元障壁露出。付着していた怪獣の組織を回収(この時点で世界線分岐)
1951年  宮守綾子(18歳)の娘、奈々誕生
    同年、ジア・フラックス誕生
1953年  マリアナ海溝の異次元障壁崩壊(怪獣世界)。怪獣1号襲来
    宮守綾子(20歳)怪獣1号に呑まれた状態で体内時間停止に成功
    凍結された怪獣1号と綾子が東京湾外湾の海底谷(かいていこく)に沈む
1954年  宮守華(17歳)現代日本から怪獣世界にタイプリープ
    怪獣12号襲来も撃退成功
    華は怪獣世界の自分自身である奈々(3歳)と出会う
    奈々が怪獣13号分体との接触で2015年の現代日本タイムリープ
    華とジアと綾子が再来襲した怪獣1号(13号)を撃退
    華は並行世界の斥力の影響をうけ元の世界へタイムリープ
2028年 華が怪獣世界から元の現代日本に帰還

 

長編小説企画(2024/11/1)

- タイトル案
 - (第1案)『わたしの知らない昭和は大怪獣時代でした』
 - (第2案)『極東モンスターフロント ~タイムリープした昭和は大怪獣時代でした~』
 
- コンセプト
 - 家族の絆
 
- ターゲット
 - 男子中高生
 
- 媒体
 - カクヨムに投稿
 - カクヨムコン10の開催される11月29日(金)より投稿開始
 - エンタメ総合部門にエントリー(ジャンルはSF)
 
- ログライン
 - 現代から過去に転移した女子高生が、怪獣との戦争下で数奇な運命をたどり家族の絆を知る話
 
- 先行作品
 - 過去と現代を行き来するタイムリープもの
「新幻魔大戦平井和正/1971)」「炎トリッパー(高橋留美子/1983)」
バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985)」「時空のロマンサー(吉岡平/1988)」
「蒲生邸事件(宮部みゆき/1996)」「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(汐見夏衛/2016)」
 
- 定番要素
 - 過去の文化・習俗・常識に触れたカルチャーショック
 - 戦時下に殉職を強いる社会の不条理
 - 後世の平和を信じて殉職する人物の崇高な精神
 - 自己犠牲は欺瞞だと断じ生き延びて幸福になる選択の肯定
 
- 新規性・独自性
 - 過去の戦時下の舞台として、1953年に怪獣が襲来した架空の日本を据える
 - 兵器や科学力だけではなく、神仏の力を借りて怪獣を倒す
 
- 世界観(舞台設定/世界設定/ギミック)
 - 主人公が育ったのは日本の東京都台東区上野桜木町(作品内設定としては2028年)
 - タイムリープ先は1954年の桜木町。怪獣が立て続けに襲来する並行世界で都心の多くが焼け野原になっている
 - 怪獣は米軍の海底核実験の影響でマリアナ海溝から現れ東京に襲来している
 - 物理攻撃がほぼ効かない怪獣を弱体化するために、神仏の力を借りる体制が取られている
 
- 各陣営
 - 大怪獣陣営: 地球内部に折りたたまれた異次元空間に封じられている。米軍によるマリアナ海溝での海底核実験によって異次元空間から這い出てきた
 - 修祓隊陣営: 神仏・妖怪の力を宿らせた霊能者の対怪獣組織。天皇の威光が背景にある
 - 自衛隊陣営: 米軍の協力で1954年に航空自衛隊が発足。怪獣特務分遣隊が修祓隊と共同で討伐任務に当たる
 - 米国軍陣営: 空自と連携して怪獣の探索・監視を行う。技術協力のみで実戦には加わらない。
 
- キャラクター
 - 宮守 華(みやもり はな)女 17歳 高校2年生 1954年の並行世界から4歳の時に現代日本タイムリープして来た
 - 八洲 大(やしま まさる)男 18歳 修祓隊(しゅうばつたい)の最年少隊長 怪獣討伐の最前線に立つ
 - 八洲 奈々(やしま なな)女 4歳 大の義妹 3歳の時に母の宮守文を失い八州家の養子となった 後の宮守華
 - 犬伏 嵯峨(いぬぶせ さが)男 27歳 航空自衛隊怪獣特務分遣隊のエースパイロット 旧帝国海軍特攻隊員の過去を持つ
 - 宮守 文(みやもり あや)女 22歳 奈々の母 怪獣1号にあえて呑まれ時間停止能力で怪獣を封じている
 
- あらすじ
1.
宮守華は戦時中の不発弾の爆発に巻き込まれ、現代日本から1954年の過去にタイムリープする。上陸した怪獣12号の眼前で絶体絶命の華は、怪獣を足止めし障壁を崩した八州大と、戦闘機でミサイルを撃ち込んだ犬伏嵯峨のコンビネーションに助けられる。
2.
華の宮守という名字に関心を抱く大。八州家に身を寄せることとなった華は大の妹、奈々に不思議な情動を覚える。華はこの世界について大から説明を受ける。そこは常に巨大怪獣の襲来にさらされている並行世界だった。
3.
華の話す「本来の歴史」は一笑に付されるものの、それを耳にした嵯峨は詳しく聞き取りを行う。嵯峨が語るには、宮守家が最初に襲来した怪獣を一族を挙げて足止めし、遠戚関係にある八州家がその後修祓隊を率いている。最初の怪獣は討伐されたことになっているが、実際には宮守文が凍結している。そして彼女の名は華の曾祖母と同じだった。
4.
(ここに華と大と嵯峨と奈々が関係を深める日常パートを置く予定)
(焼け野原の復旧ボランティア、修祓訓練、飛行機で東京上空視察などのイベントも検討)
5.
米軍から怪獣13号発生の報が届く。上陸に備えて領海内で威力偵察を行う空自部隊だったが、攻撃をしても驚異的な再生能力でダメージを受けず進む。13号は東京湾に入った途端に海底に姿を消す。そこは文が時間を凍結して抑えている怪獣1号の沈む海底谷(かいていこく)のあるポイントだった。
6.
時空操作能力を持つ13号との融合で動き出す怪獣1号。パワーアップした再生怪獣との東京湾上での戦闘に苦戦する修祓隊と怪特隊。時を同じくして密かに上陸を果たした13号の分身体が華たちを襲う。大の代償を伴う技で撃退するものの、分身体は瞬間移動で掻き消える。そして、気がつけば奈々の姿も消え失せていた。大人数で捜索するが見つからず、13号に捕らわれたものと推測される。
7.
大に連れられて修祓隊本部に向かう華。華が本当に宮守家の末裔であれば、1号の体内の宮守文と交信できる可能性がある。文は怪獣を抑える力は失ったものの生存が確認された。そして、華には宮守家直系の神薙(かんなぎ)の血が流れていることが告げられる。
8.
力を失った文の後継として華を送り込む作戦が立てられる。決行前夜、叶わない願いと知りつつも自分のために逃げて生きてくれと懇願する嵯峨。一方で自分の命を賭けて怪獣まで華を送り込むと誓う大。奈々を見つけて文も助けて還ってくると笑う華。
9.
上陸した怪獣1号との総力戦。怪特隊による足止めと修祓隊総出の弱体化が遂行され、取り込んだ生物の形質によって個体進化する1号の特性を利用して(詳細未設定)華の乗り込んだカプセルが体内に送り込まれる。
10.
華は1号の体内で文をカプセル内に救出する。華に触れた文は、華は成長した奈々だと言う。実際、華は身元不明で保護されたところを宮守家に引き取られたのだった。華は文に作戦の内容を告げる。13号分体の襲撃時に大が切り裂き嵯峨が確保していた組織の入った容器を取り出す。この組織を通して1号を13号もろともに元いた異次元に還すというのが真の作戦だった。
11.
米軍がとらえ、惑星軌道上に留め置かれていた小型隕石が怪獣に向けて落下を始める。東京湾内の落下地点には戦闘機に搭乗した嵯峨が誘導する。衝突の莫大なエネルギーを用いて、華と文は怪獣を異次元へ送り出した。
12.
現代日本。不発弾爆発現場で意識を取り戻す華。全てが夢のように思われたが、握りしめた手には文から渡された組紐が残されていた。華の運ばれた病室に育ての親が現れる。年老いた義母の名は奈々、義父の名は大。並行世界の家族たちも無事でいることを確信する華。
現代日本での嵯峨の扱いはまた考える)
 
- 年表
1933年 宮守母(宮守文)誕生
1950年 宮守母(17歳)の娘、花子誕生
1953年 怪獣1号襲来(この時、世界線分岐)
宮守母(21歳)怪獣1号に呑まれた状態で体内時間停止に成功。東京湾外湾の海底谷(かいていこく)に沈む
1954年 宮守華(17歳)現代日本から怪獣世界にタイプリープ
華が怪獣世界の花子(4歳。名字は里子に出された八州に変わっている)と出会う
宮守花子(4歳)怪獣12号襲来で怪獣不在世界の2015年にタイムリープ。のちの宮守華となる
宮守華(17歳)再来襲した怪獣1号(13号)を撃退し、2028年へタイムリープ(世界の斥力、修復力の影響)
2028年 宮守華(17歳)怪獣世界から元の現代日本に帰還

長編小説プロット(2024/08/09)

〇タイトル

『ネコ耳に転生したので、わちゃわちゃダンジョン攻略します』

〇コンセプト

異世界ダンジョンを舞台として、転生に焦点を当てた魂の救済の物語

ぐうたら者が危機的な状況で、か弱い存在の面倒を見る羽目になるドタバタ喜劇から、

与えられた試練が本人唯一の資質を磨き成功に導くサクセスストーリー。


〇ログライン

引きこもりで映画オタクの主人公がネコ耳娘に転生し、ちいかわなロボットたちを引き連れ映画から得た知識を用いたダンジョン攻略を通して引きこもりを克服する話。

 

〇登場人物

・主人公

17歳。性別未定。中学入学の翌日から登校できずサブスクの映画を見続けていた引きこもり。ネコ耳少女としてダンジョン内に転生。あらたな引きこもり先を求めている。

・フラッパー

ペンギンの雛鳥に似た小型ロボット。個々に人格を持ち人間として扱われている。片言しか喋れないものから人間に近い知性を持つものまで様々。地上のプラントで製造され、時折目覚めて世界を彷徨う。この世界では絶滅した人類の未だ成仏できない魂が宿る容れ物。

・獣人

人類と様々な動物が掛け合わされた姿をしている。もともと人類に奉仕するために作られた生体ロボットで魂を持たない。フラッパー同様プラントで製造され、地上の管理人を持って任じている。主人公の転生先もこの一体。

・オルカ

シャチの獣人。彼はシャチから進化した「現生人類」の魂が憑依している。主人公の導き手。この世界は地上は獣人が管理し、海ではシャチ人類が文化を花開かせている。

〇あらすじ

・起

転生した主人公は突然のダンジョンで何度も死にかける(実際には何度も死んでは蘇生している)。それでも主人公の新しい身体はよく動き、生前の様な倦怠感もない。碌に話もできないフラッパーと出会いなんとか生き延びるすべを見いだしていく。

・承

片言の通じるフラッパーを掘り出したことでこの世界への理解が少し深まる。フラッパーたちを多く集めることでダンジョンでも生き残りやすくなると当座の目的を定める主人公。そして内心では自分は話し相手を欲しがっていると気がつく。フラッパーたちとそれなりのダンジョン生活を送るようになる。

・転

自分以外の獣人と出会い、ここはフラッパーたちが魂を磨くための場だと教えられる。ダンジョンに用意された試練に挑み、フラッパー一人一人の抱えたカルマを解消していく。

・結

自分が転生先としてフラッパーに入らなかったのは、自分同様に獣人の身体に入り長年苦しみの中にいるダンジョン主を救うためだと知る主人公。そんな義理はないと逃げ出すが、ダンジョン主は主人公を苦しめるため仲間のフラッパーたちを壊し魂を捕らえていく。利他の精神を得た主人公はダンジョン主を殺しフラッパーともども魂を解放する。

長編小説プロット(2024/06/23)

〇タイトル
『卓上冒険部の小規模な冒険(仮)』

〇ジャンル
青春ミステリ系ライトノベル

〇ターゲット
中高生男子

〇舞台
地方の片田舎、神楽町(かぐらまち)

〇ログライン
主人公がTRPG部のメンバーと共に亡き父親の遺したゲームシナリオの謎を解く話。

〇主要キャラクター
・主人公
十六歳、高一男子。リトルリーグのエース投手だったが肘を壊して野球を続けるか悩んでいる。体育会系の脳筋馬鹿でコミュ力はあるが異性には奥手。TRPGの知識は皆無。
・ヒロイン
十六歳、高一女子。主人公のクラスメート。TRPG歴は小学生時代からと長く、新入部員ながらGMゲームマスター)を務める。
・男子部員
十六歳、高一男子。新入部員。元天才子役という異色の経歴を持つ。TRPG初心者だがキャラクターを演じる芝居は堂に入っている。
・女子部員
十七歳、高二女子。日頃のストレス発散なのか悪ノリプレイで暴走しがち。普段は気遣いのできる陽キャギャル。
・部長
十八歳、高三女子。受験勉強のため一線を退いているがセッションには参加する。GMに慎重な判断を迫る頭脳派プレイヤー。TRPG関係を問わず学内外に顔が広い。

〇プロット
中学野球全国大会ブロック戦決勝。怪我を押して主人公の投げた球が打ち取られチームは敗退する。翌年四月、神楽高校。入学間もない主人公は肘の固定装具について同級生女子(ヒロイン)に尋ねられ野球で肘を壊したと話す。「野球部に入るの?」という問いに答えない主人公。
その一方、TRPG部の雑談で主人公のことを話すヒロインに部長が反応する。部室の書棚の奥から取り出した古びたゲームシナリオには、主人公と同じ名字の人物の名が製作者として書かれていた。TRPG部初代部長の書いたこの長いキャンペーンシナリオ(続き物のシナリオ)は、後半部分が欠落している。探しに行くと宣言する部長。

次の土曜日。主人公の自宅に押しかけるTRPG部員一同。息子に女の子の友達ができるなんてと無邪気に喜ぶ母親。ヒロインの姿を目にとめ何故住所がわかったと尋ねる主人公に、二年生の女子部員が主人公と同じリトルリーグ出身の野球部員に教えてもらったと明かす。部長がTRPG部の者だと名乗り初代部長のシナリオを見せる。「パパの後輩さんたちなのね!」と母親のテンションは一層上がる。訪問目的を知った主人公は、父は半年前に亡くなったと告げる。持病があり余命宣告より長く生きた方だと。
重い空気は母親の明るい声で破られ、そのままにしているという父の仕事部屋に部員たちをあげる。父親のゲーム趣味に興味のない主人公をよそに、小一時間ほどでシナリオ後半が見つかる。顔を出した母親に招かれ、皆で軽食を共にする一同。シナリオの持ち出しを快諾する母親。

月曜日。授業が終わりヒロインに声をかけられる主人公。シナリオの件で家に押しかけたことを謝られる。TRPGとはどのようなモノなのかの話になり、実際に見た方が早いと強引に部室に誘われる。主人公の父のシナリオはまだ始める準備が整っておらず、体験入部に来た別の新入生男子を交えた入門用セッションが始まった。GMはヒロインが務め、主人公は部室の壁を背に椅子に座る。ルールやセッションの進め方を丁寧に教えるGMと上級生たち。飲み込みの早い新入生がTRPGの面白さを理解していく様を見て、少し興味が湧く主人公。初代部長だったという父親にもこんな年頃があったのだろうかという、これまで考えもしなかった気持ちがその後押しをする。帰宅すると最近機嫌の良い母が夕食に父の好物だったカルボナーラを作る。TRPG研とのその後を聞いてくるが、主人公は部室の様子を見ただけだと素っ気なく言う。

数日後、いよいよ父のシナリオのプレイが始まるとヒロインに聞かされる主人公。両親の顔を思い浮かべ自分も参加していいかと聞く。無理にでも連れていくつもりだったとヒロイン。
先日の体験入部の男子生徒は入部しており、部長も併せて計四人のPC(プレイヤーキャラクター)がヒロインの務めるGMで亡父のシナリオに挑戦する。他の部員はすでにPCのキャラクターシートを作成していたが主人公は勝手が分からない。ヒロインはシナリオであらかじめ用意されていたプレロールドキャラクターを使ってみては提案する。本人とは真逆な小柄な少女レンジャーでプレイを始める主人公。シナリオは小さな城郭都市を舞台とした、レベル1キャラクターから楽しめる導入になっていた。周囲のサポートもありなんとか最初のクエスト成功までプレイする主人公。自分ではない誰かがどう考えどう行動するのかについて、はじめて深く考えたと思わず吐露する主人公。部長に正式に入部しないのかと問われ、父親のシナリオが終わるまでの仮の在籍だと答える主人公。

キャンペーンシナリオのセッションも四回目を迎え、シナリオ内の大きな事件の輪郭が見えてきた。現在PCら冒険者たちは自分たちの拠点に町の領主の娘を匿っている。セッションの際にまだ自発的な会話に慣れていない主人公は、使用しているPCのレンジャーが地理知識の技能を持つため簡易な地図を書くマッピングを任されていた。これまでのセッションで書いてきた地図の整理中に既視感を覚える主人公。セッション後にヒロインに話を振り、領主の館と拠点と城郭の位置関係に意見を求める。シナリオ中の冒険の舞台が、いま自分たちが住んでいる神楽町を下敷きにしているのではないかと気がつく二人。

週末。次のセッションに備えるという名目で、駅前で待ち合わせをする主人公とヒロイン。これまでのシナリオのモデルと推測される場所を訪れ確信を深め、次のシナリオでモデルにしているのではないかと思われる場所を確認する。やはり亡父、初代部長の書いたこのシナリオは自分たちの住むこの神楽町をモデルにしている。
シナリオ内でPCたちが拠点にしているアジトと符合する場所には古いアパートがあった。現在主人公の住む家は祖父の建てたもので、このアパートには心当たりがない。父かあるいは当時のTRPG部と何か縁があるのだろうというところまで話し、今日の調査はお開きとなる。

毎週末、セッションの前にシナリオのモデルとなった場所を探訪するのが主人公とヒロインの通例となった。キャンペーンシナリオも佳境に入り、アジト裏の井戸から地下水路に入り、領主の館へ忍び込むというミッションが待ち構えている。先日訪れたアパートの側でもう使われていない空井戸を発見し思わずハイタッチする二人だが、騒ぎを訝しんで顔を出したアパートの大家に見つかってしまう。
複雑な事の経緯を話し迂闊な行為を詫びると大家の老婦人は二人を自室へ招く。大家はこのアパートの一室に高校生のころの主人公の父親が入居していたと明かす。主人公の父は再婚した実父(主人公の祖父)とソリが合わず、また義理の母に遠慮して学生時代このアパートに下宿していたのだと聞く。それでシナリオではアジトなのかと納得する主人公とヒロイン。

長かったキャンペーンシナリオもついに終わり、大団円を迎えた。領主の娘の意に染まぬ縁談から始まった物語は、いけ好かない婿候補の貴族の悪巧みを暴露し、ついでにこの町の地下に眠っていた古代の城跡からお宝を見つけ出し冒険者たちが英雄への足がかりを得る所までに至った。冒険者たちをもてなすパーティで領主の娘は深窓の令嬢らしからぬ料理の腕前を見せ、いく品も手料理を振る舞う。主人公はどの品も母の得意料理だと気がつく。そういうことかと納得する主人公。

視点変更、アパートの大家の回想。主人公の父の部屋は第二の部室のようになっており、部員の出入りが絶えなかった。部員でこそなかったが、主人公の父同様家に居づらい理由のあった主人公の母は皆のアイドル的な存在で、大家の広い台所を借りては玄人はだしの料理を翌作っていた。

視点変更、主人公の母の回想。家にほとんど帰ってこない父親と夜の仕事ですれ違う母親。渡される食費から家族の分まで食事を作っても無駄にする毎日。そんな日々が変わったのは少し偏屈な主人公の父親との出会いだった。

帰宅した主人公は台所の母親に高校で野球を続けるのは諦めたと告げる。「自分で決めたことならお母さん応援するわよ。後悔したっていいじゃない、人生楽しんだ者勝ちなんだから」相変わらず屈託のない母親の言葉に苦笑する主人公。

数日後の部室。父親のシナリオも終わりもう用事はないはずだがつい足を向けてしまう主人公。その姿を普段通りに受け入れる部員たち。机の上に置かれていた父のシナリオをなにげなく手に取る主人公。最初に見たときはちんぷんかんだったが、いまならシナリオの記述をヒロインが広げ、臨機応変にアドリブを加えていたことが分かる。シナリオが終わり最後のページ。作者である父から、このシナリオの読者へ向けたメッセージが綴られていた。
ゲームマスターから達人(グランド)ゲームマスターを目指すきみたちへ。すべての経験がマスターの糧となりプレイヤーの体験に資する。最高のセッションを求めるならば、自分の人生を楽しみ決断し創造せよ!」
人生を楽しみ決断し創造する。それは肘の故障で投手としてトップに立ち続ける道が閉ざされた時に、生前の父がかけてくれた言葉だった。

衣替えの季節。夕暮れの城址公園で話ながら歩く主人公とヒロイン。ヒロインはこれまで存在が知られていなかったキャンペーンシナリオの続編を手にしている。「次は教会で死霊と戦うんだけど……」考え込むヒロイン。あれだろうな、と神社の鳥居へ視線を送る主人公。主人公の手を引いて、神社へと歩みを進めるヒロイン。

長編小説プロット(2024/04/24)

〇タイトル

『迷宮マーダーケース ~この現実は茶番だとオレだけが知っている~』

 

〇投稿先

集英社ライトノベル新人賞IP部門

https://dash.shueisha.co.jp/award/ip.php

※長編の冒頭40ページ以内までの投稿制限あり(IP=アイデアプロローグ)

 

〇だれに:ターゲットとなる読者はだれですか?

男子中高生

 

〇その読者はラノベに対してどんな欲求を持っていますか?

現実を忘れて冒険心を満たしたりスリルを味わいたい。

 

〇舞台

現代日本(ただし全感覚投入型のVR機器が普及している)

 

〇ログライン

現実の自分が殺されゲーム内のキャラクターとして生き返った主人公が、自分からのダイイングメッセージを手がかりに現実でも知り合いのパーティメンバーから殺人犯を特定するも、その目的が現実だと思っていた世界こそが虚構であり本当の現実のゲーム世界への逃避行であると知り、仮想現実から離れ現実に生きる事を選択する話。

 

〇主要キャラクター

・主人公(リク・間宮陸)

二十三歳男性。社会人一年目。誠実な人柄で忍耐強いが、正義感の強さゆえ職場では問題児扱いをされている。

正義を堂々と行えるため、仕事の鬱憤を晴らすことのできるVRゲームだけが心の支え。ゲームでのクラスはパラディン(聖騎士)。

 

・幼馴染み(スイ・川瀬翠

十七歳女性。高校二年生。主人公リクの遠縁で隣家に住む幼馴染み。リクとは親しいが親同士は商売敵で犬猿の仲。主人公をVRゲームに誘った人物。

根は素直なのだが、思い込みが激しく非常識な言動もしばしば。ゲームでのクラスは精神操作と状態異常系の魔術を得意とするソーサレス(妖術師)。

 

・上司(ザキ・宇崎太郎)

二十八歳男性。主人公の勤める会社の課長。頭が切れるわけではないが押しが強く、営業成績トップの稼ぎ頭。

体格の良い体育会系のパワハラ気質。人の上に立つ器ではないが、慢心からつい他人の言動に口をはさむ。ゲームでのクラスはファイター(戦士)。

 

・同僚(クロ・白土九郎)

二十三歳男性。主人公の同期。努力家で仕事も熱心だが結果がともなわない。

毒親の期待に応えることだけを目的に生きてきたため、自分の気持ちを見失い苦しんでいる。ゲームでのクラスはクラッカー(鍵師)。

 

・ネットの友人(レン・天羽蓮華)

二十歳女性。大学二年生。主人公たちのパーティーに後から加わったネット友だち。仲間たちとはオフ会で親交がある。

朗らかなムードメーカーで、少々ズレた天然系の性格なため何事につけ深刻に悩むことはない。ゲームでのクラスは精霊など高位存在の力を借りて治療や賦活などを得意とするオラクル(祈祷師)。

 

〇プロット

A:登場人物、舞台、世界観の説明

VRゲームのダンジョン戦で死亡した主人公リクは、意識の断絶ののち拠点としているゲーム内ポータルの前で目覚める。ゲームから現実世界へログオフできず、元の仲間のパーティからは除名されており連絡もつかない。手がかりは死の直前現実世界の自分から届いていた「ナゼコロス」とのメッセージ。

リクはパーティメンバーがゲームにログインして来るのを待ち、気付かれないよう身を隠した状態で現実世界の仲間の会話を聞く。ゲームをプレイ中に現実の自分が死んだと知り、異常な状況にあることを悟る。ダイイングメッセージから顔見知りの犯行と推理したリクは、自分の欠けたパーティメンバーとの接触をはかる。

 

a:問題の発生

死んだはずのリクの出現に、偽物と決めつけたりシステムのバグを疑ったり死者の冒涜と憤るなど様々な反応を返す仲間たち。リクを殺した犯人の変装と断定したリーダーのザキと一騎打ちとなり、リクは得意とするスネア(下草の括り罠)の魔法でザキを転倒させ勝負を決める。それと共に生前のリクと同じ事ができることを納得させる。

大学で情報工学を専攻するレンが、これはリクがあらかじめ用意していたプレイ代行用のAIなのではないかとの問いかけ、リクもその理解で構わないと譲歩しその場を収める。半信半疑ながらも、リクの記憶を引き継ぐキャラクターとして主人公を受け入れるパーティメンバー。

 

B:発生した問題への対処

仲間に接触はしてみたものの犯人らしい反応は得られなかった。なぜ「自分」が存在しているのか糸口をつかむためにも、リクは殺人犯を探し出すことを決意する。

リクは死んだ本人が自分に何かを託したのではないか知りたいと仲間に相談する。スイの提案でリクがモンスターに襲われて死んだダンジョンに再び挑む一同。ところがリクのみがこれまでになく死の危険に直面する。リクを罠にかけるような、不審な動きを見せるスイに疑念を抱くリク。AIであってもまた一緒にいられて嬉しいとスイはリクに言うが、額面通りには受け取れないリク。

リクはデスペナルティがキツくキャラクターロストもありふれたゲーム内で、次の死が本当の死になるかもしれないと覚悟するが、絶体絶命の危地にスイが身を挺して救ったことで考えを改める。パーティ内にもリクを生前のように生きているキャラクターとして扱う空気が広がる。

b:問題が広がりを見せ、深刻化する。それによって主人公が窮地に陥る

モンスターと戦い以前と同じ信頼関係を修復しつつ、苦難のすえ死亡地点に到着する。そこには、食い荒らされたリクの亡骸が残され装備品が散らばっていた。遺体を地上の聖堂に運び高位のオラクルに依頼すればリクのキャラクターが蘇生する可能性がある。しかし、そのキャラクターを操る本人はすでに死亡している。

何を思ったか、スイは他の仲間にパラライズ(麻痺)の魔法をかけた上で、火焔魔法のスクロールを用いてリクの遺体を灰と化し、そのまま単身でダンジョンの奥へと走り去る。

C:広がった問題に翻弄される登場人物。登場人物の葛藤、苦しみ

スイを追うか否かで揉めるパーティメンバー。ザキは戦力不足として反対する。一方でこれまで意思表示を控えていたクロが追って見つけるべきと主張する

(途中まで)

c:問題解決に向かって最後の決意をする主人公

スイがリクを殺した犯人だと判明する。しかも、スイもまたすでに現実では死んでいることを知ったリクは、犯行の動機を追う。

(途中まで)

D:クライマックス。問題解決への行動

ダンジョン最下層のドラゴン戦。この事件の黒幕はドラゴンの化身であるレンだった。

この世界の秘密が明かされ物語の謎が解決される。

(途中まで)

〇世界設定

ゲームキャラに転生するアイテム、あるいは仕掛け、魔法。

幼馴染みの謀った無理心中はゲーム世界への逃避行を目的としている。

>幼馴染み同士だが親同士が商売敵の犬猿の仲というロミジュリ状態。

幼馴染みは物語前半のリクを身を挺して助けた時点で既に死んでいる。

その後は主人公同様にゲーム内のみの存在と化している。

 

転生できることを幼馴染みに吹き込んだのは者の意図は?

>ゲームの世界がオーバーテクノロジーに支えられた物質世界で、現代日本だと思われていた世界はデータ化された魂から演算された仮想現実。

>ゲームという形で魂を肉体に宿らせて量子コンピュータの外に存在させているのは、植民星であるこの新天地で人が死に魂を解き放つことで、量子コンピュータが機能しなくなっても魂のエコシステムが形成されるように高次元の地均しをしていることが理由。

>つまり、量子コンピュータでの演算を止めて植民星で子孫を残す人々を増やそうとしている。主人公はそのテストケースの一つ。

>先住種族と人類のハイブリッドを先行して居住させ、人間の魂も輪廻転生できる道筋をつける施策は数百年前から進められている。

 

事件の黒幕、真犯人は植民惑星の霊的開拓を進めているプロジェクト管理者。

>どのような人物ならオチとして面白いか?

>物質の肉体を持ちながら高次元存在としても振る舞うファンタジー世界の重鎮。

>植民プロジェクトの最初期に人類とコンタクトを取った先住種族の霊的頂点に立つ存在であるドラゴン。

>彼らもまた他の惑星からの植民者で、炭素生物が棲むには過酷な環境だった原惑星を衛星軌道上で生育した竜樹を墜とすことで竜骸と呼ばれる半分地下にめり込んだ塔のような閉鎖された生態系を一種のプラントとして運用し、大気と土壌の組成を変えテラフォーミングを行った。

>その後入植した竜人は魂の輪廻の後に肉体を捨て高次元存在へと変化し、旧神と呼ばれるこの惑星の摂理を司る存在となっている。

>一方で竜骸の依代、ダンジョンの支配者として不老不死のドラゴンがその後進化してきた種族の導き手として君臨している。

>人類の最初の入植者とコンタクトを取り、量子コンピュータの仮想現実にも侵入するドラゴンの化身が全ての鍵を握る。

 

ドラゴンの化身を物語内ではどのような立ち位置で配置するか?

>レンが実はドラゴンの化身だった!

長編小説プロット(2024/04/11)

〇タイトル

『このデスゲームは茶番だとオレだけが知っている』

 

〇対象読者

中高生男子

 

〇投稿先

集英社ライトノベル新人賞IP部門

https://dash.shueisha.co.jp/award/ip.php

※長編の冒頭40ページ以内で投稿が可能

 

〇舞台背景

近未来の日本

 

〇起承転結

起)VRゲームから出られなくなった主人公は、現実世界の自分が殺されたと聞き、現在精神の宿る宿る村人の姿のままで元のパーティに潜り込み殺人の手がかりを探る。

承)信頼の厚い幼馴染みに正体を明かしパーティ内に殺人犯がいないか探るが、結局全員シロ。

転)幼馴染みが現実世界で殺され、ゲーム内のキャラクターも姿を消す。

結)精神の依代として用意していたホムンクルスを用いて幼馴染みを召喚する主人公。家族に反対され現実世界では添い遂げられないと考えた幼馴染みが、ゲームの中で主人公と一緒になりたいと思い行った犯行だったとわかる。

 

〇冒頭部分(全体の起承転結の起のみ)のあらすじ

■起の起■

主人公は全感覚投入型のファンタジーVRゲームプレイ中にミスをして、キャラをモンスターに殺されてしまう。

通常なら五感は実際の肉体に接続し直され、ゲームの待機画面に戻るはずが、キャラの死と共に意識を失う。

主人公はゲーム内で目覚める。状況を確認しようとメインメニューを開くとNPCの村人Aになっていると知る。

ゲームからログアウトできず、ガイドAIに状況を尋ねても埒が開かない。トラブル時の対応にあたる人間のゲームマスターにも連絡がつかない。

町のパブでパーティメンバーと再会する主人公。しかし村人Aの姿では相手にされず、周囲からも訝しがられ様子を見ることにする。

パーティメンバーたちは現実世界でも付き合いがある。職場の同僚と上司、幼馴染みの友人、オフ会で知り合ったネット友だちの四名。彼らは主人公がゲームプレイ中に殺されたと話している。

さらにメンバーたちは、主人公のキャラが殺されたあとモンスターを退治したが、死体には蘇生の魔術が効かなかったと言い、プレイヤーが死んでしまったせいなのだろうと結論づけた。

話を聞いて愕然とする主人公。ガイドAIにいまの自分の接続元を尋ねるが、ゲームサーバーから先のことは分からないとしか言わない。

主人公は事の真相を明かして犯人を見つけ、現実に帰ると決意する。

 

■起の承■

村人Aの体ではスキルも取得できず町の外に出ることも、ダンジョンに潜ることもできない。

ガイドAIはソロプレイ時の緊急避難に用いられるホムンクルスの体に精神転移をすれば、通常のキャラクターと同様に扱えると助言する。しかしホムンクルスを購入するための資金がない。

冒険者ギルドで村人でもできる依頼がないか探すと、錬金術師の手伝いの仕事を受けることができた。

仕事の内容は一種の人体実験。意思のあるNPCの存在に驚く錬金術師だが、体の組成はプレイヤーキャラクターもNPCも同じなので問題ないと言う。

何度か錬金術師の依頼を受けて親密になり身の上を打ち明ける主人公。しかし、これまでの報酬を合わせても高価なホムンクルスには到底手が届かない。

その話を聞いて哀れに思ったのか、錬金術師はこれまでの仕事の特別ボーナスとして賢者の石のかけらを主人公に渡す。これはキャラクターの成長限界を突破するために用いるアイテムだが、NPCに用いればおそらくステータスに変化をもたらすと言う。

考え抜いた主人公はラック(幸運)のステータス突破を望む。

 

■起の転■

ラックの数値は初期値のゼロ。冒険中に宝箱の罠を外すなど運を試して成功すればプラスに、失敗すればマイナスに数値は振れる。

主人公はカジノでバカラに挑戦する。コツをつかみバカラに勝利して、ラックを上げていけば更に勝率は上がる。現実世界のカジノでバイトをしていた経験を活かし、十分な資金を得た主人公はホムンクルスのカプセルを入手する。

 

■起の結■

主人公はホムンクルスの詳細な扱い方を錬金術師から学ぶ。そしてホムンクルス開封してに精神転移をすることなく、村人Aの体のままでこの先も行動するつもりだと明かす。携帯していつでも使えるようにしたホムンクルスは切り札。

自分が死んでスカウト(盗賊)に欠員の出た元のパーティにうってつけの依頼をギルドに出す主人公。期待通りに元に仲間たちが依頼を引き受けた。

覆面をして正体を隠した主人公は、自分の死の手がかりを求めてかつてのパーティとともに自分の死んだダンジョンへ潜る。

長編小説企画書(2024/03/02)

■タイトル

『野蛮人のメソッド』

 

■ジャンル

近代異世界ファンタジー

 

■想定読者

中高生男子

 

■舞台背景

太古からエルフ、ドワーフ等の諸種族をひとまとめにヒトと呼び共生する異世界が舞台。近代日本をベースに西欧文化が取り込まれたような世界観。産業革命は部分的に達成されており、立憲君主制の議会政治が行われている。都市国家間の通商は盛んで、海路と空路による貨幣経済が発達している。

ヒトは城壁に囲まれた都市国家に居住するのが一般的で、モンスターが闊歩する地上に定住する者は少ない。舞台となるのは都市国家「上都(シャンドゥ)」。

 

■ログライン

モンスターの手で野外で育てられた捨て子の少年が、ルーツを知りたいと願い都市にたどりつき、そこに住む人々と関わりを持つ中で図らずも彼らの抱える問題を解決する話。

 

■ヒトの各種族

・モータル

いわゆる人間。諸種族の中で最も短命であることからモータル(定命の者)と呼ばれる。平均寿命は八〇歳ほど。

産業革命以降、文明の担い手として全人口の半数を占めるまでに躍進した。

 

・エルフ

不老で寿命を持たない種族。一〇〇〇歳を超える者もそう珍しくない。小柄で中性的な容姿をしているが、モータルとの外見上の違いは少なく、耳朶が発達していることと網膜の輝板がかすかな光でも反射すること以外で見分けるのは難しい。

五感と記憶力に優れ、口伝の魔法を能く用いる。伝統的に文字を持たないが、若者の多くは義務教育での読み書きに抵抗がない。

 

ドワーフ

この世界のドワーフは氏族(クラン)ごとに異なる獣を始祖神(トーテム)として崇めており、姿形はその獣の特徴を備えている。一般に体の多くが体毛に覆われており、獣のような耳や尻尾を持つ者も多い。寿命は氏族によって異なり一〇〇歳~三〇〇歳程度の幅がある。

山猫を始祖神とする小柄な氏族から、羆を崇める大柄な氏族までバリエーションに富むが、いずれにせよ身体能力は諸種族の中でも抜きん出ている。その特徴を活かして鉱業や林業、建設業などに従事する者が多い。

 

・サーヴィタ

ヒトに似せて作られたと創世神話で伝承されている存在。白髪に灰色の瞳、白い肌を持ち、手先が器用なことで知られる。

雌しか生まれず、産卵個体の「女王」が多くの孵卵個体「産婆」に受精卵を渡し、遺伝子的には同一だが生殖能力を持たない「娘」をヒトの労働力として提供する。その見返りに多種族の庇護下で、都市の地下に「巣(ハイヴ)」を形成する。

稀に生まれる生殖能力を持つ「王女」は、他のハイヴ出身の王女と有性生殖し互いに受精卵を得るが、緊急時はヒトの多種族と交わることでも受精卵を得ることができる(この場合は無性生殖となる)。

女王の寿命は五〇〇歳とも云われるが、娘たちは長く生きても三〇歳ほど。

 

■キャラクター

・ロロ

主人公。十四歳・男性。

出生後すぐにヒトもモンスターの多くも近づかない、呪われた古代都市の荒れ果てた廃墟に捨てられた。希少な苔食いドラゴンの雌と、偶然スイッチの入った古代の超々距離追尾ミサイルのAI・スナークに育てられた。

ロロの正体は本来生まれる筈のないサーヴィタの雄。ただし、その姿は黒髪に黒い瞳のモータルのように見える。「王子」が生まれた巣は滅びると信じられているため、死を願って捨てられた。

ミサイルのAI・スナークの限定されたメモリではロロのルーツを解き明かすことができず、都市のデータベースや書庫は既に朽ち果てている。自らの出生の秘密を求めて、ロロは堅牢無比なミサイルを相棒&棍棒代わりに携えて旅に出る。

 

・綿毛(わたげ)

ヒロインその1。十四歳・女性。

「上都」にハイヴを構えるサーヴィタの王女として生まれ、十四歳になるまでハイヴを出ず女王としての帝王学を学んでいた。過去数十年の間に幾人かの王女が都市を出たが、配偶者と出会い帰還した者はいない。

上都議会と王の承認を得た王女はハイヴと都市の期待を受け、旅立つ日を待っている。

なお、綿毛という名前は主人公たちに出会ってから付けられたあだ名。本来の識別名は素早く呼吸するさまで表され、他種族には発声も聞き取りも難しい。

 

・リエル

ヒロインその2。一二〇歳・女性。

モータルとエルフの混血だが、エルフだと偽っている。まだエルフの成人年齢に達していないが、これまでに出会ったエルフの知る全ての魔法を覚え使いこなす天才。

生まれ育った「上都」を出て、世界の全ての魔法を習得したいと願っている。

 

・レイシ

サブキャラクター。四〇歳・男性。

穴熊(ラーテル)の氏族のドワーフ。薬用キノコを商う家に生まれ、幼少時より野外での採取に同行していた。

鼻が利き、戦闘兼用シャベルでモンスターとも渡り合う熟練のレンジャー。

周囲のドワーフとは一風変わった性格の持ち主であるレイシは、家業のキノコを扱うあまり毒性のある胞子も余分に吸って、早死にする親族が多いことを憂い改善したいと考えている。

 

・弥七(やしち)

サブキャラクター。十九歳・男性。

モータルの商人。商家の七男で親戚の商家での丁稚奉公も終えたのに、継ぐ当てもない実家に戻り無駄飯を食っている。

機械いじりが好きで、なにか大きい仕事をしたいと考えているが機会に恵まれない。

 

■作中で主人公が関わる問題

・エルフの問題

少子高齢化のすえ、魔法の担い手が途絶えようとしていること。

>解決

モータルとエルフの婚姻はタブーとされてきたが、最強の魔法使いが混血であることを公にし、法整備の機運を高める。

 

ドワーフの問題

種族全体にはびこる過重労働。蓄財を好み一本気な気質から、どのような仕事であってもタフな体力で根を詰めてしまい、過労死が問題となっていること。

>解決

嗜好品としてドワーフが好むタバコに、ニコチンを上回る依存性と一時的な覚醒作用をもたらすが、徐々にリラックスさせ多幸感と鎮静作用を持つキノコを添加したものを流行らせる。

 

・モータルの問題

貨物用の飛行船を牽引するために必要なワイバーンに病が流行し、他の都市との交易に支障が出ていること。

>解決

これまで扱い方の分からなかった古代都市の廃墟から出土する機械の制御コマンドがを明し、エンジンにプロペラを取り付けた飛行船の運航が可能になる。

 

・サーヴィタの問題

女王はまだ猶予はあるものの十年、二十年後の死期を悟っており、後継者の王女に配偶者を得て緩やかにハイヴを継がせたいと危機感を持っていること。

>解決

王女は配偶者として遠いハイヴからやって来た「王子」である主人公と出会う。

 

■あらすじ

1.
主人公・ロロはモンスターに追われていたハーフエルフの少女・リエルを助ける。

リエルはサーヴィタの王女・綿毛の出立式の日を目前に浮き足立っている都市から家出を目論んだが、持ち出した地図の見方を間違えて往生していた。

家出を諦め都市に戻ると言うリエルに同行するロロ。

弱ったワイバーンが脱落し編成が乱れて墜落しかかっている飛行船を見たリエルは魔法で森からツタの網を伸ばし着陸を成功させる。

搭乗していた弥七に貨物と命の恩人と感謝されるリエルとロロ。

リエルの魔法で浮かせた飛行船を、ロロが尋常ではない腕力で牽引し無事都市に到着する。

2.

ロロは出立式を前にした綿毛を遠目に見て、これまでにない衝動を感じる(フェロモンの影響)。

弥七の計らいで宿を取り、リエルも交えて都市や人々のことを聞くロロ。

夜中に宿を抜け出し都市を観察していたロロは、王城近くで綿毛と間近に接し言葉を交わすが、控えていた兵士に見咎められ乱戦となり、全員倒してその場を去る。

翌日、綿毛の旅に同行する兵士が不足し募集がかけられるも、応募したロロの強さから夜襲の嫌疑をかけられる。

弥七の口利きと、王の前で再度強さを示したことで同行が認められるロロ。

さらにロロへ旅立ちの準備を助けると申し出るリエルと弥七。

しかし、出立式直前に綿毛が失踪する。

リエルと弥七も巻き込んで捜索し、サーヴィタに差別意識を持っているモータルの一派に監禁されているとわかる。

彼らを蹴散らすも、さらに仲間が追ってくる。そのまま逃げることを提案するリエルに従うロロと綿毛。弥七は分かれて人を呼びに行く。

リエルの魔法も使い、無事都市を出た三人。のちにワイバーンで追いつき合流する弥七もあわせ旅がはじまる。


(あとは前述の問題を解決していく流れ)


3.
特にここと決まった行き先もなく、綿毛の希望でロロの育った古代遺跡に立ち寄る。

誰かが踏み込んだ形跡を追い、ドワーフ・レイシと出会う。

レイシの目的(キノコ)を叶えるため、手がかりがあるという遺跡の奥のダンジョンを探索する。

その中で、リエルの魔法の強さが証明されていく(具体的なエピソードはこれから)。

古代遺跡の一部が生きていることがわかり、ワイバーンの代わりに使える機械の可能性が共有される。

弥七の目的がここで定まり、皆も協力する。

4.

反サーヴィタ派の追っ手の罠にかかり、一同はバラバラになる。

各自の努力と互いへの信頼で障害を打破し合流する。

最後の障害を排除するとともに、ロロの正体が判明する。

大団円へ。

 

以上

長編小説企画書(2024/02/25)

■タイトル

『野蛮人のメソッド』

 

■対象読者

中高生男子

 

■新人賞投稿先

電撃小説大賞」もしくは「講談社ラノベ文庫新人賞」

 

■ジャンル

異世界転生デスゲームもの

 

■テーマ

社会が自分を縛っているとしたら、それは自分から社会のルールに縛られるように望んだ結果だ。

強い意志とプライドをもって、己の人生を取り戻せ!

 

■ログライン

種族ごとに分割統治されている異世界に転生した主人公が、己の意思に忠実に生きる「野蛮人」と出会い、思う事を成す自由意志を手に入れて異世界に革命を起こす話。

 

■あらすじ

平凡な境遇の男子高校生だがゲームでは世界ランカーを誇る主人公。ゲーム内で出会った人物に誘われ、最新式VRゲーム機のテストプレイヤーになったところ、機械の誤作動で脳を破壊され死亡する。

 

意識を取り戻すと隠り世の女神に転生先の選択を迫られ死を認識する。主人公は生前本当に生きていると感じていた、ゲームと同様の世界への転生を希望する。

 

人間(ヒューマン)の赤子として新たな生を受けた主人公だが、直後に機械人間(ドロイド)に村が焼き払われる。母親が身を持ってかばい唯一生き残るが、瀕死のところを旅の野蛮人(バルバロイ)に拾われる。野蛮人は聖剣に主人公の魂を入れ替え命を救う。

 

主人公が異世界転生したことを話すと、よくある事として受け入れる。この女性のバルバロイはヒューマンとして生まれたが、寿命を持たず不老の存在。その孤独から漂泊の旅を続けている。

 

この世界は機械人間によって分割統治されている。ヒューマン、エルフ、ドワーフの各種族は三すくみで互いに反目しているため、連帯して機械人間に反抗することはなかった。また、種族内でも階級差別があり、主人公の転生した村はヒューマンの社会から放逐された無国籍者の集団で、機械人間が狩りの対象としても誰からも非難されない存在だった。

 

野蛮人は剣の姿となった主人公と共に、モンスターに襲われていたヒューマンの少女二人を助け治療する。しかしそれは機械人間が遠隔操作している奴隷種族(サーヴィタ)の模造体だった。

 

安全にゲームとしての狩りを楽しんでいた機械人間は、模造体を捨て意識を機械化都市の本体へ戻そうとするが障害が起きて帰れない。機械人間は都市へ帰還するまでの護衛を主人たちに命令する。少女のうち一人は支配階級の娘だったが、もう一人は彼女に仕える奴隷と分かり、護衛を引き受ける主人公と野蛮人。

 

当初は支配下のヒューマンですらない野蛮人を下に見ていた機械娘だったが、ヒューマンとさして変わらないサーヴィタの体で苦難を共にするうちに、差別をする根拠など無いのではないかと自問自答するようになる。

 

機械化都市に着いたものの、サーヴィタの姿では身分の証を立てられず主人公たちと共に拘留される機械娘と奴隷娘。そこに機械娘に仕えていた他の奴隷が、鋭敏な嗅覚を頼りに助けに来る。その手引きで都市の地下にある奴隷種族の居住区に匿われる。

 

都市では政権を取った奴隷解放派と守旧派の争いが起きていた。政治家の子息だった機械娘が元の体に戻れなかったのは、守旧派の行動に規制がかかったためだった。

 

政治は不安定だったが種族代表戦が開催される。これは二年に一度、各種族の代表同士が争い、より多く勝ち進むほどに出身種族の待遇が良くなるという代理戦争だった。機械娘は足がつかないように原始的な紙の手紙を用いて、サーヴィタも他の種族と同様に代表戦に出られるように政治家の父を動かす。

 

(ボリューム的にはここまでで前半)

 

既存の三種族に加え、奴隷として人権を持たなかったサーヴィタが身分の解放を賭けて代表戦に出場する。代表者は各種族から三名まで出場でき共に行動する。野蛮人(と剣の姿の主人公)をリーダーに機械娘と奴隷娘が代表となる。

 

代表戦の舞台は都市の地下深くに広がるダンジョン。かつては地下都市として機能していたが、いまやコントロールを失った建築ロボットが無軌道に改築工事を繰り返し、モンスターが独自の生態系を作っている。ダンジョンでの様子はドローンが撮影し地上のコロシアムに映し出される。

 

勝利条件は最奥の管理室にたどり着き工事中止命令を発令することだが、これまで数百年以上にわたって成功者は無く、ダンジョンから離脱すれば失格、一番最後まで生き残っていた者が優勝となるのが慣例だった。

 

ヒューマン、エルフ、ドワーフ各種族の代表者は、相手を出し抜き、ことによっては殺害することで手っ取り早く勝者となる戦略を取ってきた。しかし、新参のサーヴィタを狙い三種族が一時的に結託したことで風向きが変わる。

 

サーヴィタ代表の野蛮人に打ちのめされた各種族の勇者は、管理室に到達するまでの条件付きで野蛮人をリーダーにパーティを組む。凶暴なモンスターと戦い、建築ロボットが意味も無く設置したトラップをかいくぐるなかで、種族間の対立意識が機械人間によって操られていたものだと感じ始める一同。

 

全員が命を落とすこと無く、ついに管理室にたどり着く。ここで勝者を決める戦いが始まると思いきや、撮影ドローンに向かって野蛮人が機械人間たちに宣戦布告する。建築ロボットの管理権限を掌握した野蛮人は全ロボットを地上侵攻に差し向けると脅す。手始めに都市中央の議会議事堂が地中に崩落する。

 

休戦協定はサーヴィタ居住区画の大会堂で取り交わされた。サーヴィタが機械化都市で労働力として働く現状はしばらく変わらないが、労働者としてダンジョンと建築ロボットの管理権はサーヴィタに委譲され、協定違反があれば戦闘は再開される。

 

機械娘は元の体に戻らず、サーヴィタの姿のままで機械人間側の全権大使に就任した。奴隷娘はその補佐官。人間の肉体を手に入れた主人公は、体を持った状態であらためて仲間たちと祝杯をあげる。

 

おわり

 

■工夫と見所

ゲームとして異世界の知識を持つ主人公と、サバイバルの実体験と古い歴史に詳しい野蛮人の掛け合いで、無理なく作品世界に導入し読む際に敷居を下げる。

 

機械人と支配されている各種族、機械人と奴隷種族、ヒューマン、エルフ、ドワーフ間の関係と、複数の対立を描くことで絶対悪や善と悪の二元論に陥らないリアルな価値観の描写をおこなう。

 

プロットでは言及していないが、ヒューマン、エルフ、ドワーフの各種族の抱える問題を、パーティを組んで共に戦う中で野蛮人と主人公が解決し、パーティを結束させる導き手となる展開。

 

ヒューマンの抱える問題は歪んだ宗教による倫理観の欠落。エルフの抱える問題は高齢化し活力を失った社会。ドワーフの抱える問題はモノと階級への執着による盲目的な文化(ブラック企業的な)。サーヴィタの抱える問題は奴隷としての苦難。機械人間は一見文明を享受しているように見えるが、支配者としての驕りから文明が停滞しほころびだしていること。

予定通りに予定が狂う

午前中からドン・キホーテとジャンクパーツショップで買いものをしてきました。こういうとき秋葉原が近いと便利ですね。

しかも近所の洋菓子店で滅多に並ばないフルーツポンチが予約できたのでそれも購入。

ちょっと散財しすぎたので、明日からは節約生活です。

飲みすぎです

友人から誘いがあり夕方から飲みたおしました。

ハンバーガーショップのハッピーアワーでビールで乾杯を皮切りに、美味しい海鮮と日本酒のお店、お安いのにとても居心地のいい居酒屋さんとはしごして、最後は神田駅高架下のラーメンで締めました。

明らかに食べすぎです。