東のエデン雑感

hissa2009-11-30

録画しておいた「東のエデン(テレビシリーズ)」を最終話まで通して見た。全11話とコンパクトだが、物語の密度は濃い。「ハチクロ」で有名な羽海野チカがデザインしたキャラクターもかわいい。息もつかせない展開で一気に見てしまった。このテレビシリーズの続編が、劇場用アニメとして先週の土曜日からかかっている。「東のエデン 劇場版 The King of Eden」。前・後編に分けられていて、後編は来年3月公開予定。これは明日の映画サービスデーに忘れず見に行かなくちゃ。
それと、本編を見ていて気のついたことなど。まず第7話の黒羽社長の台詞、「しょせんどんな正義の味方だって、世界の半分しか味方にできないんだもの」。これってゆうきまさみの発案した、映画「紅い眼鏡」のキャッチコピー、「正義を行えば、世界の半分を怒らせる」のパロディでしょうね。神山監督ならではの師匠、押井守へのオマージュかな。
あと大爆笑したのが、第9話で顔があきらかになった板津豊(パンツ)のキャラクターデザイン。これ、声をあてた檜山修之の素顔そのものじゃん。広島東洋カープの大ファンってあたりも同じ。これは檜山ファンの女性への嫌がらせか(笑)。や、でもいいキャラだったから、最終話で九死に一生を得ていたことがわかって良かったよ。
他にも「ハチクロ」や「攻殻機動隊SAC」を中心に、色々引用があるので繰り返し見てても飽きない。まあ、マニアックな見方だけどね。そんなん抜きにしても完成度の高い作品。オススメです。