萌え年表が欲しい

昨日読んだ「<美少女>の現代史」から、ずっと世代間の萌えに対するスタンスの違いを考えていた。というのも、この本の感想を他のはてなダイアリーやレビューサイトで見るにつけ、十代〜二十代前半の人が違和感を感じている様子だからだ。要は七十年代から連綿と続く美少女の歴史と、自分たちがいま萌えているキャラクターとの間に連続性を感じられないということなのだろうか。少なくとも九十年代以降のギャルゲー、インターネットが担った美少女キャラクター文化のみを受容してきた層が存在するのは確実なようだ。彼らにはササキバラ氏が著書の中で取り上げた事例は、古臭すぎてピンとこないらしい。例えば一九八四年生まれのいまハタチの大学二年生くらいをサンプルに、どのようなキャラクターコンテンツを消費してきたのか調査してみる必要を感じる。生まれた年にドラゴンボールの連載が始まって、物心ついた頃からドラクエがあって、エヴァンゲリオンの放送時にまだ小学生で、中学校入ったころにTo Heartか。これは勘だが彼らにとって若さゆえのアヤマチ(もしくはむかし熱くなった)作品はあかほりさとる広井王子神坂一あたりになる気がする。さらに、これからこの市場のメインターゲットとなる九十年生まれの十四歳ならどうなのかとか。ちょこっと年表作ってみるか。