昨年の三月に出てた限定ボックス。川井憲次の手がけた押井守の実写映画のサントラを復刻したもの。手に入れ損ねてどこかで見つけたら買おうと思ってた。盛岡市のCDショップ*1のネット通販で偶然見つけ、ついついオーダーしてしまったのが日曜日の晩のこと。着払いで今日の昼過ぎに届いた。ボックスのカバー写真は微妙な感じだけど、五枚組みCDそれぞれの紙ジャケットはカッコいいです。すべて銃器をイメージした写真なんですが、特に「ケルベロス」のジャケがいい感じ(アートディレクションは写真も含め田島照久*2)。
「
紅い眼鏡」のサントラはレコードからダビングしたカセットテープの音源しか持ってなかったので、これからは手軽に聴けるのが嬉しい。
紅い眼鏡のメイン・タイトルは何度聴いてもヤバイです。背筋がゾクゾクします。「待つのはあの二人だ……俺の帰るのを、待ってるんだ」。デジタル音源が手元に無いのは「トーキングヘッド」と「
ケルベロス」も同様。ダビングしたテープは持ってるけど、CDでは無いので
リッピングしてPCで作業しながら聴くにはなかなか面倒だったのです。そんなわけで未収録音源を収めたボーナスディスク「CAT NIGHT」以外は一度は何らかの形で聴いていたものばかり。
リッピング用の音源&コレクターアイテムとして買いました。未収録音源のほうも、CDドラマなんかで劇伴としては聴いてるしなあ(笑)。唯一初めて耳にしたのは九六年に出た「
押井守監督全集」というLDボックスの特典CDに収録されていたというDOG'S EARという曲。言うなれば交響
組曲押井守(笑)。
紅い眼鏡、
パト2、御先祖様
万々歳といった作品からメインテーマのモチーフを持ってきて八分三十二秒にまとめています。この交響
組曲的なアレンジ、八〇年代のアニメのイメージアルバムなんかには頻繁に入ってたけど最近はあまり見かけませんね。同封のライナーノーツは当時の復刻版というわけでもないけど、
川井憲次さんの温かい人柄が伝わるコメントがいい感じです。