夢の記録。昨夜は熟睡できたのか、最初深夜に目覚めた時は夢を覚えていなかった。明け方3時すぎに起きた時は、点けっぱなしになっていたテレビからイラクで拘束された邦人24時間以内に解放、のニュースがいきなり目に入り夢の内容を忘れてしまった。で、最後に見た明け方の夢。

共同玄関、風呂無し共同便所といった体のひどく古びたアパートに住んでいる。しかし建物自体は立派で大きく、4階建てであるらしい。その最上階の共同廊下の窓からまだ夜の明けきらぬ街を眺めている。雑然とした都心の街並である(大阪の京橋あたりを思い出した)。早朝、父親らしい人の運転する大きなワゴン車で商店街まで出る。高いところから見た都市の風景とはうらはらに、間近に見る町中は過疎の町のシャッター街と言った様子でがらんとしている。ところが見ている間にあたりから若い人たちが現れ、勝手にシャッターを開け車道まで商品を並べ出した。父(らしき人、現実の父ではない)が言うには彼らは商店の持ち主と契約をして場所を借りているのだと言う。以前はよそからやってきて商売を始める人たちで混乱していたということだった。商店街のアーケードの上の空は明るく晴れた青空なのに、陳列棚の上に掲げられた白熱球に照らされた若者達の顔は皆死人のようにのっぺりと無表情である。父は彼らの存在に頓着すること無く、ワゴン車を無理矢理割り込ませて車道を走っている。

なんだか非常に受動的な夢だった。僕は運転免許は持っているがほとんど自動車を運転したことが無い。夢の中でもクルマを運転したことはないのではないだろうか。(6:20)