ようやくなんとかなったのでメモ。任天堂のDS対応機器にAirMac Extremeベースステーションは含まれているのだけれど、2月に出た新しいAirMacでは、WEP暗号の設定がどうしても上手くいかなかった。ワイヤレスセキュリティを無しにすれば難なく繋がるが、当然そんな無防備な野良アクセスポイントを立てるわけにはいかない。そこでDSの唯一対応しているWEPで暗号化をかけるわけだが、これが上手くいかない。DS側で「DSの対応している暗号化方式ではない」とはねられてしまうのだ。
色々見てみると、DSにアクセスポイントの自動検出をさせるのではなく、手動で設定を作ればいいとあるが、そこも上手くいかない。128bit WEPで設定をしているはずが、どうもWPAでの設定になってしまっているらしい。WEPとWPA2を両立できるという新機能*1が邪魔をしているっぽい。そこで以下のような手段を取った。
- 新AirMac対応のユーティリティ（Ver 5.1）でWEPを含め設定
- 旧ユーティリティ（Ver 4.2.3）でAirMacの設定を確認
- WPAになってしまっているセキュリティをWEPで再設定（この時他の設定を違うもので上書きしないように注意）
- 新ユーティリティではアスキー文字でしかキーワードを入力できなかったが、旧版では16進数で入れられるので頭に0xをつけて設定
- もういちど新ユーティリティでAirMacの設定を見るとワイヤレスセキュリティは「なし」になっているが、システム環境設定の「ネットワーク」から見るかぎりではきちんとWEPになっている
- DSのWi-Fiコネクション設定で、WEPを16進数で入力
これで問題はない様子。もちろん手持ちのMacBookとDSしか接続できないように、MACアドレスでアクセス制限をかけているし、非公開ネットワークの設定でSSIDも隠してある。128bit WEPはツールを使えば10分程度で破られてしまうものらしいので、このくらいはやっておかないと。上記のWPA2(TSN)がまともに動いてくれればDSだけWEPという使い方もできるはずだが……。
と、ここまで書いて新ユーティリティでの設定方法が！
http://discussions.info.apple.co.jp/WebX?14@236.BB5HbMKQT10.0@.f01ed59/27
昨晩の苦労は何だったんだ！ 一応上記はメモとして残しておく。新しいやり方のポイントは『無線モードのポップアップメニューを "OPTIION" キーを押しながらクリック』。それは完全に隠し機能じゃないか……orz
ついでに色々やっているウチに、こんな情報も発見。
http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=304482-ja
スリープの後自動接続しなかったことがあったり、やけに待たされることがあった原因はこれか。WEPの設定と一緒にこっちも修正。
*1:Transitional Security Networkとかいうらしい
