Quartett!一週目クリア

最初からエンディングまで合計プレイ時間は四時間ってとこかな。一周目はシャルロットルート。やっぱファーストヴァイオリンとセカンドヴァイオリンは一心同体ということで(ヲイ)。金髪で小柄な娘には、大槍葦人氏の愛情が余分に入ってるような気がするしねえ。そんなわけで合宿に入ってからは残り二人のヒロインといい感じになるような選択肢は極力無難な受け答えに。前半二ヶ月の行動はあまり重要じゃないのかな? あちこちの掲示板なんかですでに言われてることだけど、合宿に入ってからの展開はかなり早い。全体を通しても音楽院と合宿所、登場人物たちの家と最後のコンテストくらいしか舞台が無かったしね。これは他のヒロインのルートでバリエーションがあるかもしれないけれど。FFDというやたら手間のかかる演出手法上しょうがない部分かもしれない、確かにも〜少しボリュームがあると嬉しかったかな。でもそこはインタラクティブなゲームの良さ。少なくともあと二回は残りのヒロインルートの攻略で楽しめるわけで、総プレイ時間で十時間以上持てば十分楽しめたってことにはなると思いたい。以下キャラクターやストーリーについての感想。ネタバレあり。

シャルロットに関しては、内省的なわりには人の気持ちにはわりかし鈍感というキャラクター造詣が僕にはリアルだった。主人公のフィルから見た彼女にというより、シャルロット自身に自分を投影していたかもしれない。それだけに他のキャラクターが音楽家として成功したり結婚したりしている中で、コンクールに応募したり夢を追いつつも平凡な生活の中にいるエピローグの彼女の姿は身につまされるものがあった。彼女にとっては音楽院最後のコンクールへの出場が人生のハイライトだったのだ(いまのところ)。かつての家庭教師であるマリウスとの決着、マリウスに支配されているかつての親友ソフィといったあたりの絡みにもっとボリュームが欲しいところだが、そのへんがすっぱり疎遠になってエピローグの今の暮らしがあるというのも、案外リアルかもしれない。

てなとこで。次はユニルートで行ってみよう。あの双子にはいろいろ確執がありそうだしね。