途中経過、「イリヤの空、UFOの夏」

四冊一気買いしたにもかかわらず、なかなか読む時間を作れなかった「イリヤの空、UFOの夏」(秋山瑞人)二巻まで読了。二巻目が学園祭の話だった所為もあってますます「妖精作戦」(笹本祐一)を思い出してしまう。イリヤが小牧ノブ、主人公の浅羽はやっぱり榊、水前寺は沖田だろうし、新聞部つながりで晶穂は鳴海つばさ。榎本にあたるのが「私立探偵」の平沢かな。(妖精作戦の)真田が難しいところだけど……まあ雰囲気作りのためのキャラだからいいか。忍者だし(笑)。書かれた時代背景が違うし、著者の資質も異なるので「イリヤ」はこういうアウトプットになったのだろーか、とか考えながら読む。やっぱイリヤと浅羽は月まで行っちゃうのか知らん。「最終兵器彼女」以降にこーゆー構造を持ったお話を作るとこーなるよね……とかごにょごにょ。とにかく非常にウェルメイドな青春小説で、なおかつ学園祭の狂騒をしっかり描いた作品として二巻を推す! 後半二冊もじっくり読んでいこう。