創作成分補充

大学や専門学校の卒展の時期に合わせたのか、はじめて札幌で開かれるICAF(インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル)の会場まで行ってきた。要は美術系の学校で卒業制作から作品を持ち寄って行なってきた上映会らしい。2002年から東京でやってたそうだが、寡聞にして知らなかった。自主制作系の上映会には足繁く通っていたのだが、これまで情宣にひっかからなかったらしい。今日の会場は大通9丁目の安達学園。ブラック・スライド・マントラの北側で、いつも学生がたむろしているあたり。建物の中に始めて入ったけど、こんな立派なホールを持ってるんだ。
プログラム内容とかは+Aさんのサイトに詳しい。

http://www.plus-a.in/event/event120204.html
リンク先でも使われているICAF2011のイラストは「フミコの告白」で一躍有名になった石田祐康さんですね。プログラム内のトークイベントでは過去のパンフレット等も紹介してたのだけど、第一回は古川タク先生だった(欲しい……!)。
午前中は過去の名作特集。基本的に卒業制作なのだけど、さすがにヒロシマとかメディア芸術祭とかTAFとかDOGAとかで見た作品も多い。「FANTASTIC CELL」は何回見ても良い。つうか、作者の水江未来さんって男の人だったのか。名前と作風から女性だとばかり思ってた。

http://web.mac.com/mirai_mizue/iWeb/MIRAIwebsite/FANTASTIC%20CELL.html
午後のプログラムでは2011年のプログラムからセレクトされた作品が上映された。こちらはほとんどが初見。植草航さんの「やさしいマーチ」は色々と影響された作家の色が出すぎてるけどかっちょいい(森本晃司とか宇木敦哉とか鶴巻和哉とか……かな)。音楽は相対性理論の「Miss Parallel World」だったけど(そしてちゃんとコラボしたらしいけど)、オリジナルのインストバージョンもあるらしくそれも見てみたい。

http://doga.jp/contest/con23/html/23_22.htm
あと、ムサビの自由と云うかややもするとアングラな校風を体現してた小長谷明弘さんの「人情物語」は破壊力抜群だった。上映後場内から拍手がわき起こってたのはこの作品だけ。いや凄いもん見たわ。

http://www.musabi.ac.jp/course/undergraduate/ias/showcase/