近美で8mm映画

道立近代美術館で開催された、8mm映画の上映会に行ってきました。午後からバイトなので、残念ながら午前の部だけ。日曜日ということもあって特別展の「スターウォーズ展」は行列ができる盛況でした。それを尻目に入場無料の映像室へ。このイベントを教えてくれた、北大アニメ研の後輩もすでに来ていました。http://www.aurora-net.or.jp/art/dokinbi/info/artevent.html#film
見たプログラムは以下のとおり。

中島洋  〈WATER’S ROOM〉 1973/モノクロ/ 8mm/17分
中島洋  〈ROAD’S WINDOW〉1983/カラー/8mm/13分
中島洋  〈ポラロイド〉カラー/8mm/8分
中島洋  〈窓から海の揺れが見えたII〉1987/カラー/ 8mm/11分
吉雄孝紀 〈ことに〉1986/カラー/ 8mm/12分
麻生知宏 〈箱〉1988/カラー/16mm/7分

上映前に近美のキュレーターの方から挨拶があり、その後中島洋さんが自作も含めて上映作品を簡単に紹介。午前の部のフィルム上映係もつとめられていました。この上映会は、常設展の企画「北海道美術 1970-1990」の一環なのだそう。
シアターキノ代表、中島さんの作品は、実験的手法が前面に押し出されたものが中心。スローモーションやオーバーラップが表現の中心になっていました。「ポラロイド」という作品は、その前の上映作品の後ろに繋がっていたのを、上映プログラムにあわせてカットし忘れたので(!)そのまま上映されたというもの。上映予定には入っていなかった作品。なんだそれw 吉雄孝紀さんの「ことに」は12分のワンシーンワンカット作品という、8?フィルムの常識を超えた傑作。通常8?は1巻200秒しか撮れないのですが、なにかフィルムを連結するリールでもあるのだろうか……?麻生知宏さんの「箱」は色彩の美しい作品。映像美への傾倒を感じました。この作品は16mmでした。
午後の部では、山田勇男監督、山崎幹夫監督、上林栄樹監督の作品が上映されます。滅多に無い機会だから見たかったなあ……。