後生恐るべし

id:otokinokiさんの記事備忘録:オタクマーケットを支配する女子小中学生を読んで腑に落ちる部分あり。

最重要視しなければならない市場は、「オタクでないプレーンな女子小中学生」といっても過言ではない。その層に受ける質の良いコンテンツは、男性に拒否反応を起こさせる要素を過大に含まない限り、間違いなく小中高校生のプレーンな男子&オタクな男子市場をも取り込む。半年以内には男女30代のオタク層をも巻き込むコンテンツへと膨らみ、1年〜1年半で幼稚園男女も楽しめるコンテンツに成長するからだ。

ライトノベルの充実している大きな書店を見ていると、女子小学生たちは少女向けのレーベルとライトノベルを区別していない。ことに「キノの旅」を手にしている姿は何度も見かけた。逆に女子小中学生をメインターゲットとして制作された「ふたりはプリキュア」や「マリア様が見てる」を僕のような30代の男性オタク層に至るまで常用している状況も、これとクロスオーバーするものなのだろう。
プリンセスメーカー4
PS2という媒体で勝負をする「プリンセスメーカー4」*1のキャラクターデザインに、「シスタープリンセス」の天広直人を起用するというのは、正しく市場を読み解いているということになる。彼の描く服の質感や細やかなデザイン、身につける小物のデザインは正しく少女漫画の“プリンセス”の文脈にのっとっているからだ。ダブルユー*2のファン層とも重なりそうな気がする。あまりこの手のアイドルには免疫が無いのだけど、チェックしてみるか(笑)。
一方、オタクマーケットと女性購買層という話になると、「ガンダムシード」や「鋼の錬金術師」、「ハンター×ハンター」といった作品をボーイズラブ的な視点から楽しむ層が非常に大きい。これと先の「オタクでないプレーンな女子小中学生」はまっすぐリンクしないと思うが、この辺はどうなっているのだろうという疑問も湧く。
うんうん、とにかく小学生を主人公にしようというのはちょうど温めていたストーリーだったので、刺激になる。小学生“達”というところをもう少し強調してみるか……。