はてな雑誌遍歴出し!

id:gotanda6さんの記事*1を見て。他人の本棚と同様、雑誌遍歴というのも興味深いですね。ということで僕も乗ってみよう。

たぶんかなり抜けがあると思う。特に大学時代。なんだか記憶に霞がかかっているかのようだ(w。小学校時代の学習と科学、学年誌はお約束。一歳年下の妹の分も含め、これだけ雑誌を買ってくれた両親に感謝。特に印象に残っているのが小学六年生に連載されていた六田登のマンガ「カイの旅立ち」。交通事故か何かで植物人間になった少年が精神だけで他人の夢の世界を冒険する、みたいなストーリー。細部は忘れたけれど、てんとうむしコミックスも買って何度も読み返した。地球の周回軌道に人間の夢が投影されて、ふわふわ漂っているというビジュアルイメージはいまだに目に焼き付いている。コロコロは藤子不二雄から入ったんだろうなやっぱり。「ゲームセンターあらし」に「カゲマン」に「あさりちゃん」に「とどろけ!一番」あたりの時代。高学年になってマイコンに興味を持ち始めて、ベーマガなど読み始めた。ナイコン族って奴だ。影さんやつぐ美ちゃんのモデルになった編集者の方が、いまだに電波新聞社にいらっしゃるというハナシを最近聞いて気が遠くなったり。
小学校中学校とつるんでいた友達がアニメに熱中しだした影響でコンピュータとアニメな中学時代。当時はオタクって言葉自体なかったし文系趣味なグループならアニメくらい嗜むものみたいな雰囲気(だった。僕の田舎では)。いい時代。ムーについてはこの年頃にオカルト熱にかかっておいてむしろ良かったかも。抗体つけないまま大人になってハマると怖いしね(w。で、ログインで「ウィザードリィ」、コンプティークD&Dリプレイ「ロードス島戦記」、獅子王ジュブナイルSFに出会ったことがやっぱりその後の趣味遍歴を決定づけている。ローティーンの時の読書ってやっぱり重要。
でも雑誌購読の傾向としては、高校に入ってから一気にマンガが増えている。これはマンガ研究会みたいなとこの友人が増えたせいかもしれない。北海道の郡部から札幌に出てきたこともあって、図書館通い、古書店通いが過熱したのもこのころ。特定の作家の作品を系統立てて読みだした。大野安之士郎正宗あたりにハマってた。この時代の白眉はやっぱりOUT。一緒に通学していたYと朝には銀英伝の話をし、昼休みはクラスメートとジョジョの話題で盛り上がり、放課後は図書室で(図書局所属だった)究極超人あ〜るの元ネタを議論するといった日常。札幌ではまだコミケシーンは不活発で、当然ネットもケータイも無い時代の高校生活だ。朝日ジャーナル手塚治虫の「ネオ・ファウスト」目当て。でも多少左がかっていたかもね。本田勝一とか読んでたし。で、宮崎勉のあの事件とともに蜜月時代は過ぎ、灰色の受験生活に突入。
予備校の寮で週刊少年誌、青年誌を回し読みする生活を経て晴れて大学入学。この頃になるとだんだん今読んでいる雑誌と傾向が似通ってくる。思想系の本は押井守にかぶれた影響で読み出したのかもしれない。スタジオボイスはレイアウトが刺激的だった。DTP関係の仕事に就くことになった遠因と言えなくも無い。この雑誌の写真を八ミリフィルムでコラージュして電気グルーヴのトラックをリミックスして映像作品を作ったりしてた。やっとMacintoshでムービーが作れるようになり始めたころのこと。花とゆめは「動物のお医者さん」を読むために。通ってる大学が舞台だったし(w。で、エヴァンゲリオンの最終話をテレビで見た翌朝に、就職の為に上京したのだった。
その後、転職したり都落ちしたりして今に至るわけだが。今週買った雑誌はコミックビーム電撃hp幻冬舎のポンツーンか……。あんまり進歩ないですね。モラトリアムだモラ〜。

*1:id:gotanda6:20040422#p4