パプリカ

スガイ札幌劇場でアニメーション映画「パプリカ」を見てきました。筒井康隆の原作が出た当初、大学図書館で借りた記憶はあったのですが、劇中まったく記憶にあるシーンを見つけられなかったので、結局読まなかったものと思われます(というか、いままでアタマにあったパプリカの印象ってどこから拾ってきたものなんだろう……)。
北海道での上映館はこの札幌劇場で一番小さなスクリーンが一つだけ。釧路出身の今敏監督作品なのにこれは寂しい限り。音響もドルビーデジタルでもDTSでもないし。それでも40席くらいの劇場内の三分の一は埋まっていたでしょうか。驚いたのは上映終了後、最終回(20時半)の上映待ちの行列ができていたこと。このスクリーンで列なんて初めて見た……。内容は素晴らしいの一言。映像も平沢進の音楽も、もちろんストーリーも独創的で最高レベル。ここに来て今年の映画ベスト3圏内(自分基準)に食い込んできました。DVD化が待ちきれないので、今月中にもう一度見に行くつもりです。帰りがけにリーブルなにわで新潮文庫に入っていた原作小説も買ってきたので、これを読んでから、ね。