小為替とアサガオ

一応蝦夷梅雨という言葉もあるのだけど、六月に入ってから好天が続いている。今日も雲ひとつ見えないおだやかで涼やかな日より。新宿区役所の税務課収納管理係まで課税証明請求書を申請すべく、封書を出しに野幌郵便局まで行く。事務手数料の定額小為替も同封しないといけないので、郵便ポストに投函ではすまないのだ。朝九時ジャストに到着すると、局前に長い人の列。何事か聞くとアサガオの苗を無料配布するのだという。丁度窓口が開いたので手続きを済ませ、入り口近くの配布場所を見に行くともう列はなくなっていたが、アサガオはまだ若干数残りがあった。せっかくなので一つもらっていく。郵貯や簡易保険のパンフレットを渡されたのでPRの一環ではあるらしい。しかしこれって郵政公社全体でやってるわけじゃなくて、野幌局オリジナルのイベントだよね? 民営化に伴うサービス強化の表れだろうか。だいたい野幌だからアサガオの苗でいいけど、都心在住の人が苗もらっても困るだろう。渡されたビニール袋には小さな苗のポットが二つ入っていた。帰宅し父に告げると、実は昨年ももらいに行っていたらしい。風の強い場所に植えたため上手く蔓が伸びなかったそうだ。偶然僕がアサガオを家に連れてきたのも何かの縁か。今年は家が風をさえぎっているあたりの庭に、竹竿を立てて植えた。