『トイ・ストーリー』を始め、ピクサーの数々の名作を監督してきたジョン・ラセターが製作総指揮と言うことで、これだけで期待大。実際、凄いアクションでぐいぐいと惹きつけるオープニングから始まって、劇中でだれるところが全くない。
主人公のタレント犬、ボルトを始め登場するキャラクターも立っている。子供向けアニメ映画とあなどっていると、信じる気持ちにまっすぐに生きる姿に思わず心を打たれることになる。むしろ、ボルトの直面する現実の厳しさや、道連れの猫、ミトンズの抱える心の闇など、子供には難しいんじゃないかと思う描写もあるくらいだ。
万人向けの秀作だが、特にペットを飼っている（飼っていた）人にはお勧め。
