「バイオハザードII アポカリプス」2004年/米/93分

バイオハザード2 アポカリプス (角川ホラー文庫)
二年前の前作の完全な続編。冒頭で前作のエンディングが高速で流れるけど、レンタルDVDで一作目を観てからその勢いで劇場行っちゃうくらいで丁度いいかもしれない。ガンアクションも格闘もゾンビの動きもバリエーションも全てがパワーアップ。しかも前作のヘンに複雑で陰鬱なストーリーと異なり、非常に判りやすい内容なので何も考えず目で追っていけば良い。そのかわりレイン(ミシェル・ロドリゲス)みたいな印象的な脇役は居ないけどね。もう悪役と仲間とゾンビに食われる役(笑)がはっきりしすぎ。無意味に裸の女性アンデッドが出てきたり、銃砲店に立てこもっちゃうあたりも、ゾンビ映画の定石を踏襲しててくれて嬉しいところ。
ジル役のシエンナ・ギロリーはどっから連れてきた?ってくらいゲームキャラそのもの。出てくるモンスターやセットにもゲーム内の状況を思わせるものが多くて、これはゲーム版からのファンへのサービスかな。劇場にフツーの若い男性客が多かったのも印象的だった。あまりテレビCMとかでパブリシティ打ってないよね、この映画。ゲーム情報誌とか読む層が来てるのかな。