夢見騒がし

神経科のドクターの言っていたことだが、僕は今SNRISSRIを多重投与されているので基本的に精神が高揚する状態にあるらしい。うつ病にともなう不眠とは別に、そうしたハイテンションによる睡眠阻害が出るかもと。新しく投与されたデプロメールの効き目が安定してきたせいか、ここ数日眠りが浅いようだ。おかげで長い夢を良く覚えている。今朝見たのはこんな夢。

新創刊された少女漫画誌を読んでいる。厚さや紙質は講談社アフタヌーン、内容は一賽舎コミックゼロサムをもっと少女漫画寄りにした感じ。ざっと最後まで読んで好印象を得た。ことに巻頭の漫画が面白く、ここだけ漫画形式ではなく映像で内容が展開されている。主人公は小柄で見た目のカワイイ中学生の男の子。親友の心は乙女で外見はゴリラ番長とつるんでおり、デコボココンビとして校内では目立つ存在である。実はゴリラ番長は主人公のことが好きなのだが、そうした同性愛的な感情を表に出せないでいる。ゴリラ番長はコワモテだがスポーツなども良くできて女子人気は高い。ただし心の中の台詞はすべてオネエ言葉である。同級生の快活な性格の女の子も主人公のことが好きで、主人公も彼女のことは憎からず思っている。しかし自分の身体的なコンプレックス(彼女より背が低くて女々しい外見)から気持ちを伝えられずにいる。一方、女の子の方は積極的に主人公にアタックするのだが、それを阻止しようとするゴリラ番長との恋の鞘当てについつい夢中になってしまい上手く行かない(彼女は番長が主人公のことを恋愛対象として見ていることに感づいている)。ある時、主人公をかばった番長ともども事故に遭う。主人公は意識不明になるが、番長の肉体に精神だけ同居してしまう。肉体の主導権は主人公の方にあり、番長の人格は表に表れない。ある意味理想の肉体を得た主人公は、これを利用してかねてから好きだった女の子をモノにしようとする(主人公は基本的に自分本位の人間)。女の子の方は主人公が事故にあったのは番長の所為だと責めていて、もちろんなびく様子はない。逆に彼女から番長が元の主人公のことを好きだったことを聞かされてうろたえる主人公(の人格)。それでもその場の勢いで(笑)、彼女にキスをしてしまいひっぱたかれる主人公(と番長の肉体)。茫然自失しているところで、肉体に変化が……。

とゆーところで次号に続くのだった。続きがちゃんと僕の夢にも配信されるのかどうかは謎だが。