「QuickJapan Vol.52」 太田出版 ISBN:4872338219
表紙は窪塚洋介。その上に「永久保存版水曜どうでしょう」の文字が踊る。出演者・スタッフインタビュー、全企画紹介、かなりトリビアルな用語解説集。これはファンにはたまらない出来となっている。うれしー*1がこんなに語っているのって始めて見た。新鮮。そうか一応考えがあって風景ばっか撮ってたのか……。応援メッセージに佐藤友哉が文を寄せていたのもツボ。もう一つ拾い物は60ページに1ページ掲載されている乙一のインタビュー。

営業活動の一切をやめて小説と自主映画の両方をやってくか、それとも小説家を引退して背水の陣で、貯金を食い潰しながら友人たちと自主映画を作っていくか。

おー、小説を書くのに映画脚本の手法を用いているとは公言していたけれど、ここまで考えが固まっていたとは! 本業の収入をつぎ込んで映画を撮るなんて手塚治虫のようではあるが、乙一なら応援する。

*1:嬉野ディレクター、カメラ担当。脚本を書いたり文才もあるらしい。