坂本真綾さんの全国ライブツアーの4箇所目、水道橋は東京ドームシティホールでの公演に参加してきた。TDCホールにはじめて入ってみたけど、思いのほか大きくて最新設備の整った会場でびっくりした。開演してから真綾さんも「武道館みたい」なんて言っていたくらいで、ホールの周囲を取り囲む三層のバルコニー席が武道館を地下に埋めた感じで面白い。水道橋のどこに3,000人収容できるホールがあるのかと思っていたら、縦坑を掘ってほぼ垂直の壁に席を作ってるのか。自分の席のあったアリーナ席とステージは地下3階にある計算になる。地下の巨大建築というだけで意味もなくワクワクするｗ
それはそれとして、肝心のライブは予定通り6時半に無事開演。真綾さんの生歌を聴くのも今年2月にZepp札幌で参加したFCイベント（ウィンターソングス）以来だからほぼ一年ぶり。この時期に全国ツアーがあるということは、来年のFCイベントは次のアルバムが出たあとの夏以降とかかなあ。
歌は出たばかりのシングルコレクション「ミツバチ」から、というかツアー名もミツバチだしこれまでのシングル曲が中心。2005年以前の菅野よう子プロデュース期のシングルコレクションの「ハチポチ」「ニコパチ」からも歌ってくれたのは、デビューからのファンとしては感涙モノ。「君に会いにいこう」なんてライブで聴けるとは思ってなかったし、「バイク」は生楽器の力強い演奏で聞くとなんというか別の曲のようだった、というか、このあたりの菅野さんのキレキレのセンスの光る楽曲を今の真綾さんがセルフカバーしたアルバムが聞きたいなあ……。そんなわけで（どんなわけで？）一応セットリストなども。
1.トライアングラー
2.DOWN TOWN
3.スピカ
（MC）
4.雨が降る
5.おかえりなさい
6.モアザンワーズ
7.プラリネ
（MC）
8.君に会いにいこう
9.パイロット
10.さいごの果実
11.バイク
12.Buddy
（MC）
13.action!
14.Private sky
15.Get No Satisfaction!
16.マジックナンバー
17.風待ちジェット
18.猫背
（MC）
19.ループ
20.ポケットを空にして
（アンコール）
21.ミツバチと科学者
22.約束はいらない
23.デコボコマーチ
アンコールの最後の曲として定番だった「ポケットを空にして」はアンコール前の締めの曲になって、今回のツアーからは「モアザンワーズ」のカップリング曲の「デコボコマーチ」をお別れの曲にしてきた様子。たしかにこれも楽しい歌で、観客みんなで盛り上がれるしなかなか良い趣向。一時期「シマシマ」をライブでの合唱曲にしようとしてたけど、そっちは諦めたらしいｗ しかし、バンドメンバーを引き連れて1Fのアリーナ席を練り歩きながら歌うとかわりと思い切ったことをするよな。あれほぼ真上の3Fバルコニー席から見たら面白いだろうな。まあ、真綾さんのライブは下手をすると女性客の方が多いくらいの非常に落ち着いた雰囲気だからできることかもね。
そうそう、衣替えも二度あって衣装は三種類だった。最初はキラキラしたクリスマスツリーの飾りの入った黒のドレスにマフラーみたいに肩を飾るフワフワしたの。これは今日が初お披露目だったみたいで、12月に入ったから季節に合わせてということなのかな。最初の衣替えの後はグリーンのミニスカートに光沢のある素材のタンクトップっぽい衣装。一番アイドルっぽい衣装だったけど、本人も気恥ずかしいのか年齢のことを言ってスイマセンとか口走ってたｗ 最後はアンコールの後の白いTシャツにまたタイトなミニスカ。最初ホットパンツかと思ったくらいで、あれアリーナ正面の人とか下から見えてたんじゃないかとヒヤヒヤするくらい。うん、でもまだ若いんだし似合ってたし、やれるうちにやったらええんや！
そんなこんなで2時間半とても楽しかった。手拍子と拍手で肩の運動になったか肩コリもいい感じでほぐれたし、これで今週もたたかえる！
