母と後ろめたい小包

聖書
外出から帰宅すると小包が届いていた。 小さなビデオデッキがはいりそうなくらいの微妙な大きさ。 持ってみるとかなり軽い。母が、なに(無駄なもの)を買ったの? と詰問気味に問うてきて思い出した。 これは無料配布を申し込んでいた例のブツか。開けてみると大量の梱包材に埋もれるように分厚い本が。聖書でありました。和英対照の新共同訳。ちゃんと聖書を読んだことが無いなと思ってネットでどの本が良いのか探していた時、ある団体で無料配布をしているのを見つけた。聖書の刊行をしている日本聖書協会関連の団体で、東京近郊在住の聖書に興味のある方に……ということだった。駄目元でメールしてみた。その後メールでは返事が無かったのでほぼ忘れていたのだった。彼らの活動に賛同しているわけではなく、教養として読んでおこう(しかもキリスト教原理主義への反発込み)という動機なので少し後ろめたい。でもお礼のメールくらいは出しておいた方が良いな。
それよか驚いたのが聖書が出てきた時の母の反応。どうもなにかの新興宗教にでも僕が入ったのだと思ったらしい。「ただの聖書だよ、教養教養」と言っても聖書なんて普通じゃない! みたいな反応だった(^^) 自分は占いとか凝るくせに〜。仮にも大学で宗教社会学を修めてるんだから信用してよ。