足裏の科学


どーにもこーにも足裏が痛い。痛いのが気持ちいい。特に土踏まずとかかと。東急ハンズで買った足ツボローラー(木製のローラーと青竹踏みを組み合わせたみたいなの)をゴロゴロやってると、もう呻き声が出る。あぐらをかいて親指で押すくらいじゃもう効かない。立ってローラーに片足をのせて少しずつ体重をかけていって、ギリギリの痛さを探り始めている。よく街中にあるマッサージ店で見かける足裏反射区ってのがあるけど、どっか内臓が悪いのだろうか。英国式とか台湾式とかいろいろあるこの手の施療院。実は足裏反射のルーツって百年前にアメリカで考案されたゾーンセラピーという療法にあるらしい。「あるある大事典」で仕入れた知識ですけどね。

およそ百年前 医師のウィリアム・フィッツジェラルド博士が、麻酔のない当時に内蔵の手術をしていると患者が手や足をベットの手すりに押し付けることによって痛みが緩和されることから、あるヒントを得たのです。それが、のちに手の反射区療法「ゾーンセラピー」という名前で確立されたのです。
1930年代 その後、物理療法士のユーニス・インガム女史が足裏の刺激の方が手よりも効果的であることに着目。外科医の協力のもと、現在のリフレクソロジーの基本である足の反射区図を作り上げたのです。
発掘!あるある大事典 第349回 『足裏マッサージ』

なんかアレだ。解剖したカエルの足に電気を流すと筋肉が動くとか、脳手術で特定部位を刺激すると感情をコントロールできるみたいな話だな。その後、西洋医学でまじめに研究してる人はいるのか知らん? だいたいこうしたマッサージって、針灸や按摩と違って国家資格も必要ないからまがい物も多いって話しだし。中国の気功整体と混同している人も多そうだ。
(写真は国宝の「薬師如来像足裏」。マッサージとは無関係です。)