仏ほっとけ神構うな

延岡市役所裏にある教育委員会の会議室に神棚が設置されている。市教委によると、神棚は、職員の間に病人が相次いだため、「水神さま」をまつる目的で職員互助会が設置したという。「公共の建物に、神道の神棚を飾るのはおかしい」との指摘を受け、市教委は撤去する方針だが、撤去方法を慎重に検討している。
病気相次ぎ市教委に神棚 怖々と撤去方針asahi.com 宮崎 7/15)

スーパーナチュラルな意味と日本古来の伝統の衰退の、二重の意味で怖いニュース。でも微笑ましくもある。どういうわけか佐々木倫子の漫画の絵で脳内にシーンが再現されてしまった。漆原教授みたいな部長が市教委にいたのかしらん。土地神ファンで額に注連縄、手に祓え串持って職場で怪しげな踊りを舞うの(笑)。“設置後、職員の病気も不思議となくなったという。”って、もう報道じゃなくて怪談の語り口ですね。

神棚の設置について、延岡市東本小路4丁目の日本キリスト教団延岡城山教会の宗像亮二牧師(50)は「教育を担う場所としてわきまえて欲しい。教育や信教の自由を教えるためにも、神棚はそぐわない」と指摘する。

土地神も尊重してやれよブラザー。延岡というのはマジもんで水神信仰が盛んな土地柄らしくこんなページも発見。水神さん調査一覧表。製作したのは国土交通省 九州地方整備局 延岡河川国道事務所 (゚Д、゚)。

地域の貴重な文化遺産としての水神さまを国土交通省が理解している五ヶ瀬川、大瀬川、北川、祝子川等において、皆様からの多くの情報をもとに交流を図りながら、98ヶ所を訪ねることができました。
(同河川国道事務所ウェブサイトより)

用地取得とか滅茶苦茶大変なんだろうな。この調査かなり力入ってるよ。やっぱり神さんに配慮しながら事業計画立てないと職員に祟りがひどいのだろうか……。