原子間の量子テレポーテーションが実証されたそうだ

原子間のテレポーテーションに成功ITmediaニュース 六月十七日)

米国とオーストリアの科学者が、原子間で物理的特性を転送する量子テレポーテーションを実証。「歴史的な前進」と宣言している。

記事中で触れられている「Quantum Entanglement」(量子の絡み合い)というのがどーゆーものか知りたいと思い検索してみた。

 量子の世界では、別々の2つの粒子の性質がお互いに依存しあっています。量子力学では、これら2つの粒子は途中で観測を受けたりしない限り、いつまでも1つの波動関数で表すことができます。2つで1つの関数だとすれば、一方の粒子の性質が決まった時点で、もう一方の性質も決まることになります。
  例えば光子の場合、偏光(電磁波の振動の向き)について、常にどちらか一方が、それぞれ「垂直」、「水平」のどちらかになっています。どちらが「垂直」か「水平」かは分かりませんが、一方が「垂直」だとすれば、必ず一方は「水平」になっているのです。電子の場合なら、電子に固有の角運動量であるスピンが"+"と"−"の関係にあるということになります。
 古典力学の世界ならば、2つの粒子の性質は、同時に投げた二枚のコインの表裏のように独立しているはずです。つまり、一枚のコインが表だとしても、もう一枚のコインは表でも裏でもよいはずです。ところが量子の世界では、一枚が表なら、もう一枚は必ず裏になるという運命にあるわけです。
 この「量子の絡み合い」を利用して情報を送るのです。
気になる科学ニュース調査「量子テレポーテーションと不落の量子暗号」より引用

うーん、「That's !イズミコ」のカガミコを思い出した。

(「That's !イズミコ」三巻 スタジオシップ 大野安之 八一頁より引用)