レイアウトの方法論

昨日Yと話していて、公開初日に観てきたという「イノセンス」の話題から、「パトレイバー2」の陸幕調査部の人の名前ってなんだったっけと。竹中直人が声あててるとか後藤隊長との水族館での会話とか、周辺情報は出てくるけど肝心の名前が出てこない。「METHODS 押井守パトレイバー2」演出ノート」(ISBN:4048524984)を引っ張り出してきて確認。そうそう荒川だよ、荒川茂樹。ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね(by 岡崎京子)。METHODSを久々に読み返して、押井守のレイアウトにかける演出手法を再確認。(13:20)

CUT842 埋立地に立つ柘植。
そのキャラクターが設定された瞬間から想定される表情や演技、アングルといったものがあるとすれば、柘植のこのレイアウトがそれに当たります。(中略)。こういう思い込みの構図は映画を支える上では最も重要で、理屈を踏みにじり、設定を書き換えてでも実現すべきレイアウトが幾つかは必要なものです。