今日の読書本

PLUTO 8 (ビッグコミックス)

PLUTO 8 (ビッグコミックス)

PLUTO』はこれで完結。劇中のアトムの表情が良い。凄い。絵というのはこんなにも感情を伝えられる物なんだね。アメリトラキア合衆国関係の伏線はきっちり回収していたけど、意外性は薄い感じ。時代性を取り込むという姿勢には賛同するけれども、時代に追いつかれたというか。ともかく、浦沢先生お疲れ様でした。
もう一冊、徳間デュアル文庫で出た山本弘の新作は白亜紀で恐竜相手に人類が大奮戦という、一見お気楽な娯楽小説。その実、きっちり科学考証は考えられている。この巻では主人公達の旅立ちまでが描かれていて、まだまだエンジンはかかったばかり。特に第一巻とは銘打たれていないけど、巻末の「次巻に続く」が楽しみでしょうがない。サバイバル物や歴史改変物、恐竜一般が好きな人なら即買い。面白いです。