最近の読書事情

最近あまり本を購入していません。生活圏内にろくな書店が無いのです。というか、札幌での生活では部屋からも職場からも徒歩十分圏内に、紀伊國屋と旭屋の大型店舗があるという恵まれた環境だったので落差が激しすぎです。部屋から至近に書店はあるのですが、せいぜい新刊雑誌が買えるかどうか。自転車で10分くらいの範囲にある程度大きな書店があると助かるのですが、まだ発見できていません。これは素直に通勤電車を途中下車して、品川か銀座あたりで買うしか無いのかな。あとAmazonか。そんなわけで、最近はまだ梱包を開けていない本を詰めた引っ越し荷物から、未読本を見繕っては読んでいます。通勤の片道30分×2と、寝る前の数十分で結構読書がはかどります。そろそろ本を開梱して本棚に詰めないとなあ……。

他人と深く関わらずに生きるには (新潮文庫)

他人と深く関わらずに生きるには (新潮文庫)

この数日のヒットはこれ。お節介な法律は原理主義と同根なので反対、相手をコントロールしない付き合いが最上、恋愛は幻想を交換するゲーム、等々……読んでいて痛快なことこの上ない。ニヒリズムに陥っていない、生物学者の冷徹な人間観察眼が一見非常識な主張に力を与えている。191ページ足らず、362円で買えるこの本、お勧めです。