「ハングリーホース」明日閉店

hissa2008-03-27

仕事が煮詰まって、歯医者の予約も迫って急いで帰り支度、ケータイを見たら大学の先輩H口氏からメール。学生時代から行きつけの喫茶店「ハングリーホース」に来れないか、と。
読んで、「あぁ」と思った。ついに来たか。歯医者のあと、H口氏にクルマで拾ってもらって小雨模様の中、地下鉄南北線北18条駅まで。雑居ビルの2F、「ハングリーホース」はいつも通り営業していて。マスターと小母さんも出迎えてくれて。でも、明日28日閉店という貼り紙がやっぱり貼ってあって。
数年前からマスターは店をたたむ話をしていたから、3月のこの時期に店も卒業というのは、学生街の喫茶店としてはキリがいいのかもしれない。店では後輩のK村氏と、その同僚(といっていいのか)K谷さんが待っていた。いつも通り壁際の席に小卓と一人掛けの椅子をひいて4人が座れる席をつくる。オーダーは一日中やってる「ランチ」で風(ふう)ミートとアイスコーヒー。風ミートはイタリアン風ミートソーススパゲッティ、だったか。マスターと最近の小麦製品の値上がりの話をしたり。いまここにいない、サークルの人たちの話をしたり。らくがき帳でも持ってくれば良かった。カウンターの上にはサークルの現役生からの花束が。最近の若い子はしっかりしてるな。
ハングリーホースは無くなるけど、次はまたオーナーが変わって喫茶店が入るとのこと。店の名前も変わるし、看板も掛け替える。でも、内装はあまりいじらないとか。次のオーナーは油絵が趣味で絵を壁に掛けたいらしい。自分たち以外が帰るまで、いつものように午後10時まで粘る。遅くまで営業してくれるのが本当に有り難かった。今にして思えば黄金のようなあの時。19歳のころからここに通ってたのか。


本当にお世話になりました。最後は互いにお辞儀をしてお店を去った。自分の中の20世紀がまた一つ終わろうとしている。