ザクロと水煙草

仕事あけ。マイミクこいけさんの誘いで、日暮里にあるペルシア料理(?)の店に行ってきました。店名は「ザクロ」。確かにザクロの原産地はイランでした。料理にも甘酸っぱいザクロが出てきましたが、ぼくは酸っぱいものは少し苦手。お酒に入れるならいい感じです。
今日はベリーダンスがあるということで楽しみにして来たのですが、なんとサッカーワールドカップの所為で店内はキャンセル続きでガラガラ。おかげで今日のダンスは取りやめとか。残念至極。なんでも、今日は日本の出る試合があるのだとか。それでも料理は2000円でこれでもかと言うくらい出てきました。しかも、どれもこれも馴染みの無い料理ばかりだから、食べる前のドキドキ感がたまりません。ケーキかと思ったらサワーソースのかかったポテトグラタン(のようなもの)だったり、島豆腐みたいな発酵食品だと思ったらサッパリとした甘さのお菓子だったり。アラビアは食文化も奥深い。
一番分かりやすかったのはカレーとシシカバブでしたけどねw こいけさんは三歳の娘さんも一緒につれて来ていました。可愛いのなんの。しかし女の子は三歳でもずいぶんしゃべりますね。びっくり。途中、となりの卓(といってもみんな床にそのまま座って食べているのですが)の家族客から水煙草を分けてもらって吸ってみたりしました。一年以上の禁煙がこれで御破算になりました。水煙草は普通の紙巻きと比べるとはるかにマイルド。かの地では子供も吸っているというのも納得です。かすかに香るバニラかなにかのフレーバーもいい感じでした。
最初はぼくらと隣の四人家族(どうやら下の息子さんの誕生会だったらしい)だけだったのですが、途中からカップルが一組と白人男性の二人組が入ってきました。少なくともここに今来ている客はフットボールには興味が無いということですねw ちなみに、店にしつらえられていた小さなテレビでは、ジャッキー・チェンか何かのカンフー映画が流れてました。これでいいのです。
イラン人のオーナーにかなりいじられて、妙なアラビア風の衣装を着させられたり、なかなか楽しい経験でした。かえりがけ、店の上の階のペルシア物産店も覗きました。食材にかなり興味を引かれましたが、旅先の身では料理もできないのでここは自粛。こいけさんはちいさなペルシア絨毯と太鼓に興味を持っていましたが、どちらも薄汚れている割りに高い! 本物だからということでしょうが、これは微妙なところでした。ぼくはアラビアの青い焼き物で作られた、目を象った魔除けに心惹かれましたが、ちょっと危ない感じがしたので買うのはやめときました。最近せっかく精神的に安定して来たので、変な縁がつきそうなものは持ち歩かない方が良さそうです。帰りは歩いてまた日暮里駅まで。昼間は晴れていたのにちょっと霧雨っぽい空気でした。毎日こんな楽しくていいんだろうか。