睡眠欲の導くままに

ここ数日、眠たい時は素直に寝るようにしています。晩は晩でちゃんと寝ているので自然、昼寝という形になります。今日も正午近くまで寝ていたのに、ジムで一汗かいて疲れたせいか、午後四時から今までまた寝ていました。我ながらよく眠れるものだと思います。 眠る場合のほとんどが「寝逃げ」と呼ばれるパターンです。うつ病で精神状態が不安定になった時に、睡眠に逃避するのです。その際に常用の安定剤や睡眠導入剤を用いることもあります。一度寝てしまえば、目覚めには不安念慮や身体症状(動悸、目眩など)はだいたい良くなっています。クスリがほど良く効いているということもあるのでしょう。
自分がうつ病に罹(かか)る前、職場の後輩にうつ病の人がいました。彼らは勤め先に出て来れない時の理由として「起きられない」と言っていました。当時のぼくはうつ病に理解がなかったので、目覚ましでもなんでもかけて目が覚めたら出て来るだけのことがなぜ出来ないのかと思っていました。 我が身にふりかかってみて良く理解できました。起きられないというのは少し誤解を招く表現です。正確には寝ることしか選択肢が無いのです。ここで自分の心を偽って無理に動いたりすると、さらに精神に大ダメージを受けます。ただ単に定時に行動するというそれだけのことが、最悪自殺の原因となるような負荷となるのです。決して無理をさせてはいけないとわかりました。


……ぼくですか?
もう会社に勤めることは無いと思います(笑)。