今日の購入本

地球の長い午後
別冊モーニング 第3号」講談社
読み切り中心の季刊誌の第3号。目当ては週刊モーニングから連載が移動した、菅原雅雪の「暁星記」。第4話「歩く木」が掲載されたが、このペースでは単行本5巻はいつになるやら……。SFネタとしては“アミガサダケ”キタ━(゚∀゚)━!ってところ。ヒルコの父親の馳雄がどうして言葉を話せるんだ?とか疑問だったのだけどそう来たか〜。そんなわけで画像はオールディスの地球の長い午後 (ハヤカワ文庫 SF 224)
その他の掲載作品はざっと。山下和美の「不思議な少年」は110ページを一気に読ませる力作。ただ後味は悪い。諸星大二郎の「魚が来た!」はまったくおどろな雰囲気の無い、遠未来の地下都市を舞台としたジュブナイル。ついつい伊藤潤二ギョ 1 (ビッグコミックス)を思い出してしまうけど。土田世紀の「キャット空中一時停止」は……上手いよなあ。泥臭い土田ワールドと、美しいとさえいえる構成の妙が素晴らしい。
別冊モーニング、次号は12月発売予定。掲載予定作品で期待が大きいのは弐瓶勉の「Netsphere Engineer」。タイトルにネットスフィアとあるように、『BLAME!』の前史にあたるストーリーらしい。きくち正太芦奈野ひとしの読み切りも気になる。