貧乏舌

昼食は父の買ってきたほっかほっか亭のしょうが焼き弁当。今日まで400円のところが350円なのだそうだ。そういえばテレビCMも流れていた。どうも父はこの手のキャンペーンに弱い。スーパーの開店記念の紅白饅頭など、並んでしまうタイプである。弁当は思いのほか肉が多く、旨かった。ほっかほっか亭といえば、高校生のころはもっぱらのり弁を好んで食べていた。当時で280円くらいだったろうか。いまだに320円なのだから、いかにこの10数年モノの値段が上がっていないか判る。当時はのり弁ほど旨いものは無いと真剣に思ったものだが、さすがに今は舌が奢ってしまった。友人のH氏は自ら貧乏舌を名乗るだけあって、たいていのものを旨いといって食う。こういう人のほうがトータルでは幸せなのかもしれない。海原雄山なんて食事のたびにストレス溜めてそうだものな……。