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戸越銀座駅から商店街の中をしばらく行き、ビルの横に張り出した階段を上った2階。品川区役所まで自転車で行ったついでに寄ってきた。午後2時近い時間だったせいか、商店街の賑わいとはうらはらに客は2、3人。僕が食べ終える頃には1人になっていた。店内は広々としたオープンキッチンにゆったりとしたカウンター席。清潔感があり、間取りも余裕があるので女性の1人客やこども連れでも安心して通える雰囲気。オーダーはつけ麺。ここは注文と一緒に清算をするスタイルで、食券ではないところがちょっと珍しい。出てきたつけ麺は魚とケモノのダブルスープに、腰のある細麺。やはり青葉＠中野に似ている。ただしスープの味付けは塩辛くなく酸味もない、非常にやさしい印象。それでいて旨みは十分感じる。具材は細切りのチャーシューとメンマだけだったので、人によってはちょっと寂しいかもしれない。味玉子入りのオーダーもあったのでこっちのが良かったかも。しかし意外な伏兵が麺の皿に添えられていた、三つ葉とたたき梅。これを麺につけて食べると爽やかさが口の中に広がり、驚くほど新鮮でおいしい。最後に漬け汁をスープで割ってもらう。これまたダシの香りが広がって、ついつい飲み干してしまう。全体に非常に丁寧で手間を惜しまず作ったという印象。常習性はないけどいいものを食べたという満足感が得られる店。(16:50)
