それこそ旧聞に属するが、昨年秋のラポート社の倒産のあおりを受けて、「ファンロード」誌があわや廃刊かという事件があった。中坊の頃（80年代半ばだ……）から読んでいた雑誌だったので、事がどう進展していくか気を揉んでいた。10月発売号こそ出なかったものの、編集を行っている銀英社は無事だった事もあり、発行元を大都社に変える事で年末の1・2月合併号で復活。2月発売の3月号からは月刊体制に戻ったようだ。ここ7年ほど遠ざかっていたファンロードを久しぶりに手にして、誌面のレイアウトがほぼ変化していないことに目眩を覚えた。投稿者のペンネームに見覚えのある人はあまり見つけられなかったけれど、時代は変わってもハガキで雑誌を支える人は変わらずついていくのだなと。ながい閣下*1の嬉しい復活の報もあって*2、かつての有名投稿者はいまごろ何をしているのかなと遠い目をしてしまう。イノセンスのバトーじゃないが「あいつ（ら）は行っちまったのさ、それこそ均一なるマトリックスの裂け目の向こうへ」ということなのだろうか。ネットで元ローディストだとゆーことをカミングアウトしてる人ってあまり見ないなー（アウシタンでもムーミンでもなんでもよいですが）。(09:00)
*1:もちろん少年サンデーで「神聖モテモテ王国」を連載し、ヤングサンデー「神聖モテモテ王国YS」で復活を果たした漫画家のながいけん氏のことである。 http://www.youngsunday.com/rensai/comics/motemote.html
*2:「チャッピーと愉快な下僕ども[大増補版]」が3月23日に大都社から刊行予定 http://www.daitosha.jp/fanroad/index.html
