お散歩日和

少し気温が上がって、本格的な春の訪れを感じさせる日。午前中は色々事務処理。確定申告の資料整理などして過ごす。
午後は最近出来た上野のTOHOシネマズで『さよならの朝に約束の花をかざろう』舞台挨拶付き鑑賞会に参加。メインの声優三人にプロデューサーと監督・脚本の岡田麿里さんという顔ぶれ。岡田さんはメディアでの文章などからもっとグイグイ行く人のイメージがあったけど、人前に出るのが苦手な人なのか緊張しいな語り。若い頃引きこもりだったというのが納得できる感じ。肝心の映画の感想は箇条書きに。

  • 登場人物を半分に減らせていれば大傑作になっていたポテンシャルを感じた。監督の演出力大事
  • 劇伴は川井憲次と聞かされなければ分からないレベルで作品と調和している。さすが当代最高の劇伴職人
  • キャラデザは想像していたよりも原案の吉田明彦の絵柄を残している。これが東洋人とも西洋人ともつかない異世界人のキャラをうまく表現してる。劇場アニメ用にリファインした田中将賀の手腕もあるか
  • 2Dと3Dがシームレスに融合した映像は素晴らしいのひとこと。セリフを消して、音楽と映像だけを楽しみたい
  • 少なくとももう一回見に行く。上記の通り、群像劇になっていて、それがわりと絡まないで進むので、感情の持って行く先がコロコロ変わって追うだけで精神力を使う
  • 劇場では泣いてた人も多かった。隣の席の20代くらいの青年もずっと鼻を啜っていたが、経産婦や子供時代に親の愛情をあまりうまく受け取ることができなかった人には響きそうに感じた