オールで観てきた

新宿三丁目テアトル新宿まで映画を観に行ってきた。一本目は「マルドゥック・スクランブル 排気」。1年1本くらいのペースで原作小説3巻分を1巻ずつ映画化してきたこの作品もついに完結。昨年の2作目はどうしても話が中だるみしてたけど、全ての決着がつく今作はさすがの盛り上がり。カジノでのバトルも宿敵ボイルドとの肉弾戦も物凄いテンションで目が離せなかった。これは3作一気に見る機会があったらより没入できるかも。

そのあと、映画館近くの「びっくりドンキー」で故郷の味のカレーバーグディッシュなどを食べたあと映画館に再び足を運ぶ。今度は23時半からの「人類は衰退しました」全12話上映オールナイト。上映前に監督の岸誠二氏、脚本の上江洲誠氏、音響監督の飯田里樹氏のトークもあってこちらも楽しかった。岸監督と上江洲氏のかけあいは人退BDのオーディオコメンタリーでもお馴染みなのだが、この二人は本当にお客さんを楽しませるサービス精神が旺盛で頭がさがる。商業で活躍する創作者の鑑だよね。しかし、今作ってる「AURA」のネガティブキャンペーンで、岸監督が逮捕される予定とかどういう流れだよw
会場では原作本やDVD/BD、グッズなども販売されていた。妖精さんの原寸大フィギュアの原型なども展示されていて、これはちょっと欲しいかも。できればアクションフィギュアも出るといいな。

上映の方はおそらく6話まではBDソース、7話以降はTV版だった模様。休憩が2時間毎に挟まれていたのだけど、この時のアナウンスが「わたしちゃん」役の中原麻衣さんの録り下ろし。早く家に帰ってふかふかのベッドで眠りたいとか、例によってほのかに黒い発言ばかりで、さすがにイベント主催側もよくわかってる。客席もほぼ満席で、意外と女性の姿も多い。1/4は女性だったような印象。この作品は女性が食いつくような声優ファンの要素はほぼないから、これは田中ロミオ先生のファンが多いのだろうか。妖精さんファンというのも中にはいそうだけど。テアトル新宿は小さな小屋だけど、一体感があるのが良い。3話4話(妖精さんたちの、さぶかる)とか9話(妖精さんの、ひょうりゅうせいかつ)などのコミカルな演出の多いシーンでは場内に笑いが起きていた。12話の終わり頃には鼻をすする音も聞こえていたような(その頃には眠気に負けて寝息を立てていた人もいたけれど)。上映後には拍手が起きてたし、みな概ね満足していた様子。
そんなわけで6時前に上映終了。都営新宿線でさっさと帰ってきたけど、このあと仮眠取ると日曜日はすぐ終わってしまうな。15時からの歯医者の予約までがんばって起きていようかな。