あの夏まで行ってきた!

なつまち感謝祭@小諸」に参加しに、長野県まで行って来ました。日帰りの強行軍で何とか帰宅しましたが、風呂入って洗濯したらもうバテバテ。道中かき氷とか食べたせいか、晩飯を食う気力もないくらい。記憶に残っていることを箇条書きにしつつ、写真なども何枚か。

  • 上野駅から乗った「あさま」は長野新幹線だった。普通の特急か何かだと思ってた(鉄道とかうといのよ)。おかげでトータルで2時間程度で小諸まで着くのではあるのだけど。
  • 佐久平駅で一度乗り換えたのが最初の長野の地を踏んだ瞬間。さすがに軽井沢も過ぎたあたりだけあって、空気が爽やか。ただ、長野在住の知人の警告どおり、この数日は長野でも猛暑が続いており日なたは暑い。でも日陰に入ると爽やか。

  • 小諸駅は小さくて可愛い感じ。しなの鉄道というのとJRの小海線というのが乗り入れている。佐久平からは小海線に揺られてきた。このあたり、海からひどく遠いのに、なぜか海の文字が入った地名が多い。海ノ口とか海瀬とか。
  • 8月初めの小諸の気候は、日差しがあるところは暑いけど、日陰は涼しく風が通ると大変過ごしやすい。しっかりつば広の帽子をかぶって、首筋や腕の日焼け止めに気をつければ女性でも大丈夫っぽい。
  • 蕎麦の名産地という共通点があるからかもだけど、北海道の幌加内あたりの気候に似ている感じがした。あの辺の夏は本当に短いけど、暑い盛りはこんな感じ。でも向こうは八月も下旬になると半袖では寒い日も出てくるけどw そして冬の豪雪は全く違う……。
  • 小諸なる古城のほとり……というだけあって、元は城下町なのか。懐古園行けなかったのが残念。
  • 駅前には微妙に盛り場があって、市役所へ向かうゆるい坂道に沿って商店街が続いてる。コンビニとかチェーン店とか全然入ってなくて、昭和の薫りプンプン。というか、お金下ろすのにコンビニATM探すのに苦労したよ……。

  • 駅前の立ち食いそばで軽く朝メシ。ダシはごくフツー、麺も茹で置きを温めただけなんだけど、山菜そばの山菜が旨い! お冷も何故か旨い!
  • 感謝祭の会場は市役所横の古い感じの市民会館ホール。たぶんこの町にはここ以上のキャパの会場はないんだろうな。
  • 12:30の開場を前に10:00からグッズの物販があったんだけど、10時ちょうどに並んだらすでに長蛇の列。9時にはすでに150人以上並んでたとか。しかも売り子さんが二人しかいなくてなかなか進まない。結局1時間ちょい並んだ。直射日光を遮るものは手持ちのうちわしかなくて難儀した。蒸し暑くなくて風もよく通るところだったので、熱中症になる感じではなかったけどね。
  • 自分の購入した時点で売り切れてた商品は柑菜ちゃんのクリアファイルだけ。負け青とか言われてもやはりキャラとしては一番人気か。もっとも檸檬先輩推しの自分にはなんの問題もないw 感謝祭パンフと檸檬がプリントされたうちわと会場限定りのんTシャツを購入。このTシャツが着られるくらいにはこの夏ダイエットしよう……。

  • 開場までまだ時間があったので、事前にチェックしていたお店まで歩いてランチ。金寿しという店名なんだけど、お寿司屋さんというより長く地元で愛されてるリーズナブルな懐石料理店って感じかな。入店時には自分しかいなかったんだけど、親子二人っぽい職人さんが快く応対してくれた。今日のイベントやラッピング鉄道のことも地元では話題らしく、自然に「夏待ち」という単語が職人さんからの口から出てくるのが可笑しい。
  • 食べたのはあゆ天丼! ここらは鮎にかぎらず鰻とか鯉とか川魚の産地な様子。って海がないから仕方ないか。しかし、こんな肉厚でホクホクした鮎の天ぷらなんて初めて食べた。ここは再訪の価値あり!

  • 町中のお店にはこんなかんじで夏待ちポスターが至る所に貼られてる。カードラリーとかやってない、電気屋さんとか化粧品店とかもう無差別な感じ。商店会とうまく関係を築けてるんだろうなー。
  • このお店のあった鶴巻という地名のあたり、市役所から徒歩10分ちょっとくらいで現在の町の中心地からも、駅やその側の城跡からも遠いんだけど、やたら豪奢な作りの和食店があったり、飲み屋や飲食店が何店か集まってたり、いわゆる盛り場とも違うんだけど独特の雰囲気がある。これは、ここらは昔赤線とか遊郭があったあたりなんじゃないかな。


  • 少しは舞台探訪も。オープニングで檸檬が振り返る商店街と、同じく1話で柑菜と七海お姉ちゃんが立ち話をする青果店
  • で、時間通りに会場に。また入場待機列。日差しが痛い。これはもう、予算の都合かなにかでスタッフに人手を割けなかったんだろうか……。
  • ホール内はビッシリ人だらけ。アニメファンと声優ファンと主題歌を歌ったアーティストさんのファンと入り混じった感じ。一番ガヤガヤしてたのはどうみてもアイドルヲタと田村ゆかり王国民の皆さん。そうかマイナーアニメの、しかも放送終了から半年近くたってのイベントだってのに、このチケットの異常な取りづらさはこの辺が原因か。
  • イベントの内容についてはざっくりと。出演はメインキャラ5人とりのんを演じた声優さんたち。豪華だ。スクリーンに作品の名シーンを映してのトークでは、あの海人の家の縁側を再現したセットを舞台上に組んだりなかなか趣向が凝ってる。
  • 面白かったのが映像に合わせて声優さんがライブでアテレコするというパフォーマンス。声優さんの表情までは見えなかったけど、一人ひとり身振りや佇まいが異なっていて大変楽しい。声一本で食ってる職人ってさすがだわ。
  • 声優さんが全員美男美女で驚いた。特に男性陣、細身で筋肉質で絶対トレーニングしてるよな。
  • 女性陣は夏待ちキャラと声優さんご本人の雰囲気がぴったりはまっててこれもおかしかった。田村ゆかりさんはあのオーラ量といい、ベテランらしい場の仕切りといい檸檬まんまだし、戸松遥さんは長身の美人で真面目そうな雰囲気がイチカ先輩にかぶる。
  • 柑菜役の石原夏織さんは同時期放送の輪廻のラグランジェで主役をあててたことくらいしか知らなかったんだけど、小柄でパワフルな感じがやはり柑菜っぽい。猫耳メイドコスしてくれれば良かったのにw
  • 美桜役の阿澄佳奈さんは、ゆるめにウェーブの入ったちょい長めのボブカットが、髪を切った後の美桜にかぶる。キャラまんまの優しげな雰囲気で、本人自身も癒しキャラと評されるのもよく分かる。声優さんって特にこういうステージではテンション高いか天然か、どちらかの人が多いけど、阿澄さんはわりと自然な立ち居振る舞いで、性格良さそうでちょっと好きになってしまった。田村ゆかりさんに美桜を雌狐呼ばわりされて恥ずかしがるのもかわいいw しかしこれでニャル子とかぽぷらとかもあてるんだから声優さんってすごいなー。
  • りのん役の日高里菜さんは、本人もちっこくてまさにマスコットキャラw なっ!以外のおしゃべりもたくさん聞けて(ネットラジオではすでにたくさん喋ってたけど)、楽しかった。
  • 後半で一度声優陣ははけて、主題歌を歌ったRayさんのライブ。たった2曲だけだったけど、会場が湧いた湧いた。自分、手を怪我してるのであまり何もできずちょっと残念。
  • 歌の合間のトークでRayさんが今日は北海道から来た、今住んでる、という話をしていて「えっ」と思ったら、I've関係なんですね。そういやsignの作詞はKOTOKOさんか。
  • しかし、Rayさんかわいいしスタイル凄いし(なにが凄いって……ねえ?w)、人気出て欲しい。
  • そんなこんなでまた声優陣と入れ替わりプレゼント抽選などやって終了。

  • 帰りは夏待ちのカードラリーをやってた喫茶店で一休みしたり(生クリーム小倉パフェおいしかった! 一緒に頼んだダージリンのアイスティーも)、夏待ちグッズを作った小諸ホテル旅館業組合の手ぬぐいを買いに行ったりして、小諸市内をブラブラ。16時を過ぎたこのころには、日も傾いてきて過ごしやすくなってきた。
  • それと今日は偶然小諸はお祭りの日だったらしく、浴衣姿の子供から法被でがんばるおっさんたちまでぞろぞろ町中を歩いてて活気があった。夜店も結構出てたしね。こっちもゆっくり楽しみたかったけど、時間と体力の残りを考えてチラ見だけ。

  • しかし、手ぬぐいを買いに行った中棚荘という温泉宿、立地も建物の雰囲気も従業員の接客も最高で、ここはぜひ普通にゆっくり泊まりに行きたい。特に大正時代に作られたという建物の方の部屋で、のんびり書きものなどしたいね。写真は旅館前の崖で飼われてるらしい山羊。
  • 夕方あたりでiPhoneはバッテリー切れ。写真も撮れずツイートもできずちょっと残念。この日は電波のつかみがとても悪くなってたので、基地局を探すのでバッテリーを消耗したっぽい。
  • もともと携帯電話インフラの弱い地域なところに、スマホとか使いまくる若者が押し寄せて、夕方からはお祭りもあるんじゃそりゃ回線はパンクするよね。そんな感じでネットにはほとんど繋がらないSoftbankにはそろそろ愛想が尽きてきた。次にiPhone5に機種変するときはauにしようかな。
  • 疲れ果てJRと新幹線を乗り継いでなんとか秋葉原の自宅まで帰還。しかし小諸の、賑やかな日であってもあくまで静謐な空間に比べると、アキバ駅前の活気のあること。小諸を離れる直前に、雑貨屋の店先でかき氷の露天とか出してた兄ちゃんと話してたんだけど、やっぱああいうところに住む若者はいろいろ不満もあるみたいね。
  • そんなこんなで、来月辺り本当に小諸まで泊りがけで行ってこようか知らん……!