映画とか鳥とか

平日は学校行って帰ってくるだけで疲れ果ててしまうので、今日は買い物とか細々とした用事を済ませに札幌までゆっくり行ってきた。
まずは札幌劇場で今日封切りの映画「モンガに散る」を観る。80年代の台北の繁華街、艋舺(モンガ)を舞台にした青春群像劇。芸術性の高い、逆に言えばちょっと眠くなるような映画かと思っていたらさにあらず。若々しい俳優たちの肉体がぶつかり合う激しいアクションと、人情味溢れる台湾人のペーソスがないまぜになった一級の娯楽作品に仕上がっていた。主な登場人物がヤクザ(字幕では極道と訳されていた)だったりとか、音楽の使い方などからどことなく北野映画を思わせるような……わりと日本人好みの叙情性があるような気がする。まだ監督は40代だと言うし、ちょっと今後に期待。
そのあと書店・古書店を少しハシゴして電子回路関係のいい参考書がないか探したけど、ピンと来るものはなかった。これは今使ってるテキストを読み込むだけで十分かな。結局なにも買わず二条市場まで移動して遅い昼食。

「天坊」で肉野菜炒め定食。本当にごく普通の大衆中華なんだけど、ここのは主人の技が冴えていてとにかく旨い。野菜と肉に均等に熱が加わっていて、口に運んだときの一体感は家庭の手料理では到達できない域。麺類もいいんだけど、ここは炒め物の旨さが光るかな。
その足でバスセンターまで歩く。途中歩道橋から見上げたさっぽろテレビ塔。青空に映えてなんかカッコいい。

中央バスの窓口で少し相談。今日は土曜日でお偉いさんが出社していないとかで返答は後日電話でということに。うーん、なってないなー。
そんなこんなで4時過ぎに自宅近くまで帰ってきた。どういうわけか近所の電線と公園の植え込みに群れをなした鳥がとまっていた。渡り鳥……かな?