笑い男

今日は一日、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」を鑑賞していました。二年前に東京の地上波で放送したときも切れ切れに見ていましたが、気合を入れて最初からまとめて視聴。今日のところは、「笑い男事件」の発端が描かれる第六話までです。今見ると3DCG合成のアラを若干感じたりはするけど、テレビアニメでこのクオリティは凄すぎる。日本のオタクカルチャー万歳……って感じ。高校生のころ、やたら線が多くてごちゃごちゃした士郎正宗のマンガを読んでた時代には想像もしなかった世界。ありがたくて眩暈がします。
笑い男マークの周囲に書かれている英文 "I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes"は、JDサリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』から取られた言葉です。『笑い男』と言う作品もサリンジャーにあります。小説の中に出てくる笑い男は、醜い顔を隠すためいつも仮面をつけています。それを思わせるフェイスマークと、この文章(おしでつんぼのふりをしよう)の組み合わせは、ストーリーの伏線になっているのでしょうね。