舞台の夢

久しぶりに電波含有量の高い夢を見ました。高校の演劇部が舞台です。そこは校則の厳しいところらしく、部員たちは学園祭の演目でもめています。で、まあやり手の演出家とか、なかなか稽古にエンジンのかからない主役部員とかいろいろいるわけです。「制約があるからこそ表現は光るし、その制約を乗り越えたところに見えるものもある」というのがこのオハナシの主題のようでした。吉田秋生の『櫻の園』みたいな構成ですね。
とまあ、ここまではどうでもいいのです。途中で出てきた双子の女子部員が問題です。小柄で活発そうな、おさげを二つにわけたところまでそっくりな少女たちです。遅刻してきた彼女たちに演出家である部長が怒声をとばします。
「野崎いつ乃、野崎いつの間にか!遅い!」
“いつ乃”という名前はわかるけど、“いつの間にか”って日本人の名前としてどうでしょう。目覚めて、我ながら自分のアタマを疑った夢でした。