デジタル化以前のテレビアニメの納品形態

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id:kanoseさんの日記経由。アニメーション監督の佐藤竜雄氏の日記より。今のアニメ制作は動画スキャン以降はすべてデジタル工程。テレビ局にはビデオ納品してマスターはデータで管理が基本(データ納品ってのもあるのか知らん)。その前は当然16ミリフィルムで作ってたわけで、テレシネしてビデオ納品。さらにそのちょっと前まではフィルムで納品だからテロップなんかはオプチカル合成してたわけですね。フィルム納品が「ちびまるこちゃん(第1期シリーズ)」のころまでで、「あかずきんチャチャ」のころにはビデオ納品ってのもわかるヒトにはわかりやすい。というかそもそもアニメ制作工程のこの説明、フィルムや映像制作を齧ってないヒトには何のことやらわからないだろうな(笑)。
2000年ごろにデジタルアニメ絡みの仕事で大泉学園東映アニメに行っていたことがある。その時フィルムの撮影室を見せてもらった。完全に真っ暗にできる部屋に見上げるような撮影台がそびえていた。ここはもう使うことはないでしょうね……。と東映アニメの方が言っていた。テレビアニメは完全にデジタルに移行しており、それまで35ミリフィルムを使っていた劇場用アニメもデジタルに踏み切ることが決定付けられていた頃。こうしてまた一つの技術が終焉を迎える。