蜘蛛膳

hissa2004-05-27

目の前の壁をピンク色のハエトリグモが歩いている。まだ若いらしく半透明の体に不釣合いなほど脚が長い。外壁に穴をあけて引き込んでいる光ファイバーケーブルがお好みらしくさっきから行ったり来たりしている。なにか彼にとってのグッドヴァイブレーションが出ているのだろうか。
七時起床。昨晩は十一時過ぎに寝付けたので久々に九時間も睡眠を取った。疲労の回復度がかなり違う。朝食は目玉焼きに豆腐の味噌汁、納豆ご飯。クモを見ているうちに八本脚の食膳に料理をのせた人々が集う宴会風景が頭に浮かぶ。ちょっと高橋葉介の怪奇漫画にありそうなシチュエーションだ。