「はなしっぱなし(上)」 五十嵐大介 河出書房新社 ISBN:4309728405
講談社から出ていた単行本を買わなかったのは、連載当時アフタヌーンで全部読んでいたため。僕が大学生のころに出ていた単行本が絶版になって久しいと聞いていた。新装版が出たので今回購入。読み返してみて驚いたことにどの話も細部まで良く覚えている。プラスティネーションという言葉を知ったのはこの漫画だったなとか。干し芋の焦げが羽虫になるという連想はどこから仕入れたんだっけと思っていたらこの本だったとか。まとめて読んでみると風に乗るものへの想像力を掻きたてられる話が多い。(25:10)